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『本を出したい』出版を目指す人向けの本が熱い
2024年は「出版したい」層向けの本の出版が続いています。
千田琢哉著『作家になる方法』あさ出版 2024/2/8
佐藤友美著『本を出したい』CCCメディアハウス 2024/3/22
それに引っ張られてか、
吉田浩著 『本を出したい人の教科書』講談社 2014/4/11
は8刷と重版を重ね、
2024年3月に紀伊國屋書店 新宿店にて、
週間売り上げランキング(ビジネス書)10位となっています。
「本を出したい層向けの出版熱」は高まっていますが、
そもそも、
本を出すことに、どんなメリットがあるのでしょうか?
今日は、
佐藤友美著『本を出したい』より、
「本を出すと何が変わり、何が変わらないのか」
をお届けします。
●想像と違った
『本を出したい』はじめに(P.7)より抜粋します。
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具体的にイメージしにくいのが、
”本を出すまで”のプロセスですが、
”本を出してから”のことも
「想像していたのと違った」とよく言われます。
たとえば「本を出せば人生が劇的に変わる」と思っている人は多いです。
たしかに、本を出して人生が劇的に変わることもあります。
しかし、そういった劇的な変化があるのは
「本を出して、その本が劇的に売れたとき」だけです。
本を出しても、売れたり話題になったりしなければ、驚くほどの無風状態で、人生はぴくりとも動きません。
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私も著者のサポーターとして、新刊発表プロジェクトに関わってきた経験から、「まさにそう!」と共感しながら読んでいました。
●それでもやっぱり本を出したい
『本を出したい』はじめに(P.8)より抜粋します。
===
本を出すことは大変です。
時間も労力もかかります。
必ずしも多くの人に読まれるとは限りません。
それでもやはり、本を出そうと考え、企画し出版することは、
他の何かとは似ていない唯一無二の体験だと、私は思います。
本をつくっている間、
著者はあらゆる方向から自分自身を観察することになります。
ときには、「この先、自分はどう生きるべきか」を発見することもあります。
そうやって生み出した書籍のコンテンツが読者に届き、
「役に立った」「人生観が変わった」と言われれば、
とてつもない幸せになります。
===
●小冊子だけでも人生が変わった
私自身は商業出版を経験したことはありませんが、
小冊子を自費出版しています。
2023年、ベストセラー作家の本田健氏に推薦をいただき発行した小冊子は、
「リストゼロ」からスタートし
「広告費ゼロ」にて半年で1,500部をお届けしました。
そこで何が変わったか?
とある集まりで、初めて「すぎやま先生」にお会いする機会がありました。
すぎやま先生は、
TikTokフォロワー数40万人、
YouTubeフォロワー数20万人のインフルエンサーです。
私は先に述べた通り、リストゼロから小冊子をコツコツ販売している一般人です。
初めてお会いするインフルエンサーに緊張していたら、
すぎやま先生のほうから、
「あのトミーさん、ですよね? 僕、小冊子、買いましたよ。」
と声をかけられたのです!
広告も出していないし、
Facebookで友人にシェアしてもらっていただけなのに、
「インフルエンサーが私の小冊子を買うの!?」
と衝撃を受けました。
小冊子を出しただけですが、私は、
ただの「トミー」から、「あのトミー」になっていたのです。
たった一冊ですが、
出すと出さないでは、こんなに人生が変わるのか!
と実感した体験でした。
●3分で読める文字数1,200文字を超えてしまいましたので、今週はここまで。
また来週、お会いしましょう。