ネルドリップの味わい、次は自家焙煎へ
蔵前の蕪木で飲んだコーヒーの美味しに少しでも近づけるよう、ネルドリップと「コーヒーの表現」を買った。
ここ数年で1,2回しかネルドリップを使っておらず、もう使わないだろうからと少し前に捨ててしまっていた。ちゃんと淹れらるか不安だったけれど、レシピが良かったのか、お湯の入れ方上手くなったのか、めちゃくちゃ美味しかった。
まろやかな舌触りと甘み、奥の方で感じる酸味のバランスがとても良かった。同じ豆でいろいろな飲み方をした中で、もっとも濃い味わいだったけど決して苦くない。コクというがまだよくわかっていないけど、これがコクっていうものなのか。
終わった後を見比べてみたところ、私の方は中心にお湯を落としすぎているから今度はもう少し外側へ回し入れてみよう。
今回のネルドリップと、この間から好んでエアロプレスを飲んでいることを思い返すと、私の好みの一つはコーヒーオイルが抽出されることだと気がついた。
すっごい美味しかったけど、ひとつ気がかりなことがある。
とてもケチくさいと思うものの、ネルもエアロプレスもペーパーよりも、飲める量が少ない上にコーヒーの量が多いからこれまで以上にコーヒー代がかさむ。ここ半年でコーヒー消費量がかなり増えているのに更に増える。
そして、新たな道へ1歩進もうとしてしまっている。
自家焙煎を始める。
そんなつもりで買ったわけではないけれど、これでうまく焙煎ができるようになれば、消費量が増えても問題ないし、焚き火に持って行きたい。でも、焙煎した日に飲むよりも数日置いたほうが良いとされているから、どんな味なんだろ。
ただ、そんな簡単に焙煎ができるとは思えない。まずは焙煎前に欠点豆を見つけなければいけないし、庭にカセットコンロを出して焙煎しようと思っているから、気温に左右されるだろうし、今日のように風が強い日ではうまくいかないだろうし、均等に焙煎するのは難しい言われているし、難関だらけ。
当初香りだけにこだわってコーヒーを淹れていたところから、甘みを出せるようになったり、器具によって味の違いが分かってきたり、好みを把握できるようになってきたから、ちょっとづつ幅を広げていって、いや、幅というか沼地にずっぽりハマってしまったようだ。