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医師と僧侶のカケコミ相談室 第34回 死と向き合うと、生が見えてくる
脳神経外科医の道下将太郎と、京都「両足院」副住職の伊藤東凌が、みなさんからのお悩み・質問・疑問へ回答する「医師と僧侶のカケコミ相談室」。
カケコミをはじめた経緯、無料公開のQ&Aはこちらです!
1月も最終週、1年の12分の1が過ぎようとしていますが、光陰矢のごとし!を実感する日々です。先日スキーへ行ってきましたが、楽しすぎたのか3日間が5秒で終わったような気がします。朝からリフトが終わる夕方まで滑っても本当にあっという間。この感覚で過ごしていたら、残りの人生も飛ぶように過ぎてしまうのでは…とドキドキしてきました。死ぬまでにやりたいことをどれだけできるか、真剣に向き合っていかねばと感じています。
旅の途中、道の駅やサービスエリアに何度か立ち寄りましたが、昨今どこに行っても出会うのがご当地キャラ。ゆるキャラから萌えキャラ、市町村のキャラ、温泉のキャラ、お菓子のキャラ…。なんにでも専属キャラがいて、その多くは動植物や食べ物などをモチーフに擬人化したものです。
東凌さんが「日本人は古来から擬人化が大得意で、なんにでも魂をふきこんでしまう」と言っていましたが、まさにその通りだと感じます。そして、そんな繊細な感性はすばらしいけれど、AIの発展が著しい現代では、機械やロボットにも命を感じてしまうと感情を揺さぶられて弊害もでてくるので、「どこまでを命と定義するのか」を見定めていく必要があるとも。命の境界線、新しい倫理観など、壮大なテーマに一人ひとりが向き合う時代ですね。
今週のアプリ「InTrip」では、そんな擬人化、生命観についてお伝えしていますので、チェックしてみてください!
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Q&Aは、新しい挑戦をするときの留意点、情報との付き合い方、尊厳死についてなど多彩な内容です。尊厳死は近年登場した概念・制度で、さまざまな議論がなされています。やはり現代は、命の在り方、死との向き合い方を改めて見つめ直すときなのでしょう。
Q1 地域の人が集うコミュニティカフェを地元に作りたいという夢があり、起業している知人に相談したら、事業の継続は大変だから安易にはじめないほうがいいと言われました。InTripでは新しい挑戦をすすめていますが、どう判断したらよいでしょうか
Q2 子どもは褒めて育てるといったり、ほめ過ぎるのは良くないといったり、除菌殺菌が大事だといったり、強く育てるには菌に触れたほうがいいといったり、子育て情報に混乱している新米母です。情報の見極め方を知りたいです!
Q3 尊厳死についてどう思いますか? 日本では尊厳死が認められていませんが、自分で死に際を決めるというのも人権の1つではないかと思うのです。
Q4 リハビリや旅のお仕事もされているそうですが、これまで行った場所で強いエネルギーを感じたところ、精神的に落ち込んでいるときにおすすめの場所などあれば教えてください
Q1
地域の人が集うコミュニティカフェを地元に作りたいという夢があり、起業している知人に相談したら、事業の継続は大変だから安易にはじめないほうがいいと言われました。InTripでは新しい挑戦をすすめていますが、どう判断したらよいでしょうか
A1
「挑戦の目的、手段、場所を冷静に見極めましょう」東凌
相談したお知り合いは事業をすでにやられていて、継続が大変なこと、うまくいくかどうかわからないことを実感されているのでしょう。それはどんなことにも当てはまり、物事を継続したり成功させることは簡単ではありません。InTripでも、習慣化のための具体的な方法や、成功だけにこだわらず挑戦することをお伝えしていますので、ぜひ読み返してみてください。
失敗する可能性も高いから気を付けて!というのは、経験者からのよくあるアドバイスですが、私が気になったのは、地元でコミュニティカフェを作りたいという内容についてです。
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医師と僧侶のカケコミ相談室
脳神経外科医・道下将太郎&京都「両足院」副住職で「Newsweek」世界が尊敬する日本人100に選出された伊藤東凌が、みなさんからの質問・…
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