職場で出会った地雷おじさんたち
私が日本で一番大きな図書館に勤めていたときの話です
大学時代、卒論を書くときに資料を閲覧するために利用した図書館でした
開架式図書館(通常の書架が公開されている図書館)ではなく、閉架式図書館(書架が公開されていない図書館、検索端末などを元に資料を探し、受付で申し入れ、内部の書庫から出してきてもらう)だったため、
「中はどうなっているんだろう?」と興味が湧いたことが、志望動機です
臨時職員として採用されました
一年契約です
図書館と言っても、司書ではなく内部のオフィス勤務だったので、
利用者と顔を合わせることはありませんでした
勤務前のある朝、喫煙所の隅っこでタバコを吸っていました
喫煙所は12畳くらいある広さです
私はタバコを吸いながら、携帯電話に夢中でした
すると、いつの間にかやって来た男性職員(40代前半くらい)が
私のすぐ隣までやってきて、
私の顔を覗き込んで「吸っていいですか?」と言ってきました
私は気付かないうちにそんな隣に立たれていたこと(こんなに喫煙所広いのに)、顔を覗き込まれたことに気持ち悪さを感じ
「はい、どうぞ」と答えて、男性から距離を取り、また携帯電話に夢中になりました
今になって思えば、この男性私と話したかったのでは?と思います
また別の日、お昼休憩中に喫煙所で缶コーヒー片手にタバコを吸っていると
その男性職員がやってきて
「wさん(私)喫煙所内で飲み物禁止だから」と私に注意してきました
えっ…?なんで私の名前知ってるの…?こわ…
あなたどちらさま?
しばらくして気付きました
私の島の隣の隣に居る、Tさんと言う名前の職員だと言うことに
Tさんは朝、勤務前のチャイムがなると同時に出勤してきて
遊びに行くようなチャラい服装で(他の男性職員はスーツやオフィスカジュアルです)
声も大きく目立っています
噂では残業代目的か?夜遅くまで残ってるとのこと
臨時職員同士が順番で行う作業がありました
作業はなかなか大変で、頑張っても40分程かかります
その作業はTさんの席の後ろにある大テーブルで行われます
私が作業していると、Tさんの異変に気付きました
椅子にもたれかかり、頭を預け、のけぞって、ずっと動きません
「あ、居眠りしてる…」
作業中の40分、ずっとこうでした
人には飲み物がどうだこうだ注意しておいて、自分はどうなんだよ
またある日のお昼休憩中、
採用面接時に面接官だった元部長と、Tさんと、私の三人でエレベーターに乗り合わせました
元部長がTさんと会話をしています
元部長が途中で降りました
顔を覚えていてくれたらしく、私に会釈をしてくださったので、私も会釈しました
元部長が降りたと同時に、「あの人元部長」とTさんが敬語を使うこともなく、私に話しかけてきました
私は「知ってます」と冷たく返しました
Tさんは面食らったようで、「え…?知ってる…?え…?」などと私の返答に困惑しています
私はTさんに「ちょっとお話いいですか?」と言って、
いろいろ注意してくるが他に何かあるか?などを、質問しました
Tさんは、喫煙所には業者などが出入りしてるので、礼儀正しくしなくてはならない
飲み物以外は別に決まりはない
などと言った後、
私のタバコを吸ってる姿を◯◯◯◯◯と侮辱してきました
は?なにそれ?
その場では何も言わずTさんの元を離れました
私は人事に相談しました
その話が部長に行き、部長(50代くらい)に呼び出されました
誰もいない会議室で二人きり
部長は笑いながら私の話を聞いた後、
「いや~それにしても良かったよ!wさん(私)が元気そうで!落ち込んでるんじゃないかと心配したよ~」
「タバコを吸うからそういう面倒事にまきこまれるんだよ、タバコ辞めたら?」
「趣味は何?大学時代は何部だったの?
ベース?じゃあ◯◯さん(有名なベーシスト)のベースは聴くべきだよ!」
などと関係ない世間話が始まりました
部長は最後に何度も、「無理はしないように」と言ってきました
私との面接が終わり、席に戻ってきた部長は上機嫌です
鼻歌など歌っています
周りの上層部の職員から「何か機嫌いいね~いいことでもあったの?」などと聞かれています
そんなに私との面接が楽しかったのか…?
今までも経験ありますが、
ある程度社会的地位を持った男性は、どうしてこうも困ってる女性の相談事はそっちのけで、自分の欲を満たそうとするのでしょうか
次の日、少し体調が悪かった私は
部長の「無理はしないように」という指示のもと、職場に連絡を入れ、休みました
ところが、これがまずかった
私が休んだ、と聞いた部長が大慌てで私の携帯電話に電話を何度も入れます
眠っていた私は気付きませんでした
当時は実家を離れ、一人暮らしでした
私と連絡が取れないとわかった部長は、
緊急連絡網に記載した父のメールアドレスに連絡しました
それでも連絡が取れない部長は、実家の電話番号に電話を入れました
「wさんが会社を休んだ!携帯電話に電話しても出ない!」
電話に出た母は「寝てるんじゃないですか?」と一蹴しました
なんかストーカーみたいじゃないですか…?
次の日、またしても部長に呼び出されました
「緊急連絡網に記載されてたお父さんのメールアドレスも間違ってるし、電話も出ないし…」
怒ってます
私は「部長が仰ってくださった、「無理はしないように」というお言葉に甘えて、昨日はあまり体調が良くなかったのでお休み頂いたのですが」
と返しました
ちょっと黙った後、部長は「君はね~この職場辞めたいのか、辞めたくないのかハッキリしないんだよ!」怒ってます
話が飛躍しすぎてます
私は「あ、じゃあ辞めます」と即答しました
ビックリした後、部長は「本当に後悔しない~?」などと何度も言ってきました
辞めさせたいのか、辞めさせたくないのか分かりません
「はい、辞めます」と私は言いました
これでTさんとも部長ともおさらばです
親戚や知り合いに「n(私)が立派な職業に就いた!」と言いふらし、自慢していた母はカンカンに怒っています
「お前が休む日、職場に連絡しなかったからこうなったんだろう!社会人のルールを守れ!」などと罵倒してきました
私はきちんと休む旨を連絡していたので、母の勘違いです
「ちゃんと連絡したよ」と母に反論しましたが、聞き入ってもらえませんでした
母と私の因縁の関係も、今度ゆっくり書こうと思います
どの職場にも「変な人」は居て、その人に目をつけられると大変です
それが多い人生だったように思います
もう疲れてしまいました
皆さんもお気をつけて
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