見出し画像

官能小説♡実話

『扉の向こうの熱』

鍵を開ける音が、静寂に包まれた廊下に響いた。
扉を押し開けた瞬間、熱を孕んだ視線が絡みつく。

「……遅かったわね」

囁くような低い声。
サラが玄関に足を踏み入れると、すぐに腕が伸びてきて、強く引き寄せられた。

「っ…!」

背中が扉に押し付けられ、次の瞬間、熱い唇が重なる。
戸惑う間もなく、唇が割り開かれ、熱い吐息とともに舌が絡みついた。

「……ん、んっ……」

深く、貪るようなキス。
最初は押し込まれるように受け入れたが、次第にサラも彼の首に手を回し、強く引き寄せる。
舌と舌が絡まり、湿った音が玄関に響く。
彼の唇が角度を変え、さらに深く、息を奪うように口内を侵してくる。

「……ふ、ぁっ……」

小さく漏れたサラの吐息に、彼の腕がさらに強くなる。
腰を抱き寄せられ、体の熱が伝わってくる。

「待ちきれなかった」

唇を離した彼の吐息が、サラの頬を撫でる。
すぐにまた唇が触れ、今度はゆっくりと、だが確実に、求めるように吸い上げられた。
舌先がサラの下唇をなぞり、唇の端を軽く噛む。

「……こんなところで…」

戸惑いを滲ませるサラの声。
しかし、彼の手は迷うことなくサラの頬から首筋へと滑り、指先が熱を宿して肌をなぞる。

「玄関だろうが、関係ない」

耳元で囁かれる声が、甘く、低く響く。
その息遣いにサラの背筋が震える。

「んっ……やっ……」

唇が離れると同時に、喉奥から小さな声が漏れる。
だが彼は逃がさない。
再び唇を塞ぎながら、サラの腰を引き寄せる。

息が浅くなり、互いの鼓動が交わる。
呼吸が乱れ、かすれた吐息が混ざり合う。
玄関に充満する熱気。

二人の影が、夜の闇に溶けるように揺れていた。

唇が離れた瞬間、サラの胸が大きく上下する。
熱い息が喉を駆け上がり、乱れた呼吸が彼の耳元にかかる。

「……はぁ、ん……」

彼はサラの頬を撫でながら、潤んだ瞳を覗き込む。
「そんな顔されたら、止まれなくなる」
低く囁く声が、身体の奥を甘く締めつけた。

彼の指がサラの髪をかき上げると、そのまま首筋に唇が触れる。
熱を帯びた舌先が、ゆっくりと肌をなぞり、軽く吸い上げる。

「……っ、ダメ……そこ……」

抗うように彼の肩を押すが、その力はあまりにも弱い。
逃げるどころか、むしろもっと求めてしまいそうな自分に気づく。

玄関に立ったまま、背中を扉に預けながら、彼の唇がゆっくりと鎖骨へと降りていく。
甘く湿った音が、静かな空間に響く。

「んっ……」

身体の奥が疼き、膝が震える。
まるで力が抜けたように、サラは彼の胸に寄りかかった。

「ほら、立ってるのがやっとじゃないか」

彼の腕がしっかりとサラを抱きしめ、腰を支える。
そのまま、すっと抱き上げられた。

「……えっ」

驚く間もなく、ふわりと身体が浮く。
彼の腕の中で、しっかりと包み込まれる感覚。

「……寝室、行くぞ」

その言葉に、サラの心臓が跳ね上がる。
背中をそっと撫でる大きな手の温もりに、抗う気持ちはどこかへ消えた。

乱れた呼吸と熱い吐息が混ざる中、彼に抱かれたまま、サラは静かに目を閉じた。

扉の向こうには、もっと深い夜が待っていた――。



彼の腕に抱かれたまま、サラは緩やかに揺れる感覚に身を委ねていた。
廊下を進む足音と、互いの呼吸だけが響く。

「……心臓、すごい音」

彼の囁きに、サラはぎゅっと彼のシャツを掴んだ。
「……そんなこと言わないで」
恥ずかしさに顔を伏せると、彼は軽く笑いながら、そっとサラの額にキスを落とす。

ドアがゆっくりと開かれる。
部屋の薄暗い光の中、ベッドが目に映った瞬間、サラの喉が鳴る。

「ここまで来たら、もう逃げられないぞ」

ベッドにそっと下ろされると、彼の手が頬を撫で、指先が顎をすくい上げた。
そして、ゆっくりと唇が重なる。

「……んっ、」

さっきの玄関でのキスよりも、ずっと深く、甘く絡みつく。
舌が触れ合い、濡れた音が静かな部屋に響く。
サラの背中をなぞる指先が、熱を帯びて肌を震わせる。

「……サラ、」

低く名前を呼ばれるだけで、体の奥が熱くなる。
彼の手がワンピースの裾をゆっくりと持ち上げる。
布が肌を滑る感覚が、ぞくりと背筋を駆け抜けた。

「……こんなに熱くなってるのに、まだ恥ずかしがるのか?」

囁く声が、耳元で甘く響く。
サラの指が彼のシャツの襟元を掴むと、彼は静かに笑って、サラの手を自分の胸へと導いた。

「……俺の鼓動も、聞いてみろ」

ドクン、ドクン、と力強く脈打つ音。
彼も、サラと同じように昂ぶっている。

それが分かった瞬間、恥ずかしさよりも、もっと奥深い欲望が湧き上がる。

「……もっと、」

サラが小さく呟くと、彼の唇が微かに綻んだ。

「……いいんだな?」

そう言うと、彼の手がサラの肩に触れ、ワンピースの肩紐をゆっくりと滑らせていく――。

夜は、まだ終わらない。


彼の指がサラの肩紐に触れ、ゆっくりと滑り落とす。
肩から生まれたてのような白い肌が露わになると、彼の瞳が静かに細められた。

「……綺麗だ」

低く囁かれた言葉に、サラの胸が高鳴る。
恥ずかしさに身を縮めようとすると、彼の手がすかさず腰を引き寄せた。

「隠さなくていい」

囁きながら、彼の唇がサラの鎖骨に触れる。
軽く吸い上げるように、舌が這う。

「……っ、ん……」

思わず、サラの指がシーツを掴む。
彼の吐息が熱くて、唇が触れるたびに体の奥が震える。

ゆっくりとワンピースが下ろされ、滑るように布地が腰を抜けていく。
素肌に直接触れる彼の指が、じわりと熱を伝えてくる。

「……サラ、」

名前を呼ばれるたびに、身体の奥が疼く。
彼の指が、ゆっくりと太腿を撫でる。

「ん……っ、」

細かく震えるサラの息遣いを感じながら、彼の唇がゆっくりと下へと降りていく。
ふわりと温かい吐息が肌を撫で、彼の唇が太腿にそっと触れる。

「……こんなに震えてるのに、まだ止めてほしいって言わないんだな」

低く甘い声が耳に届く。

「……止めてほしくないから」

サラは、小さく震えながらもそう呟いた。
彼の指がそっと腰を支え、目を細めて笑う。

「……じゃあ、もっと感じさせてあげる」

その言葉とともに、彼の指がサラの下着のラインをなぞる。
指先が触れるだけで、甘い痺れが全身に広がる。

サラの唇から小さく声が漏れる。
彼はその反応を楽しむように、ゆっくりと時間をかけて、彼女の身体に触れていく。

「……全部、預けて?」

彼の囁きに、サラは静かに頷いた。
次の瞬間、彼の唇が肌を這い、サラの意識は甘い熱の中へと溺れていった。

夜は深く、熱く、二人を包み込んでいく――。



甘く濡れた吐息が、静かな部屋に溶ける。
彼の唇が肌を這うたびに、サラの身体は小さく震えた。

「……もっと」

思わずこぼれた言葉に、彼がそっと顔を上げる。
「いいの?」
問いかけながらも、彼の指はゆっくりとサラの下着のラインをなぞっていた。

サラは、かすかに震えながら頷く。
「……全部、預けるから」

その言葉を聞いた瞬間、彼の瞳がわずかに深く揺れた。
そして、サラの手をそっと握り、優しく指を絡める。

「……じゃあ、全部俺に任せて」

囁くような言葉の直後、彼の唇が再びサラの胸元に触れた。
ゆっくりと、丁寧に、まるで時間をかけて味わうように。

サラの呼吸が乱れ、指が彼の髪を掴む。
「んっ……」
押し寄せる快感に、思わず声が漏れそうになる。

彼の手がサラの腰を支え、ゆっくりとシーツの上へと導く。
シーツの冷たさと、彼の体温のコントラストに、サラの背筋が震える。

「……可愛い」

甘く囁かれると、熱がさらに上がっていく。
彼の指がそっと下着の縁に触れ、ゆっくりと滑らせるように脱がせる。

サラは瞼を閉じ、全身を預ける。

それからの時間は、ただ静かに、甘く深く、お互いを確かめ合うように流れていった――。

そして、夜が明けるころ。

サラは、温かい腕の中で目を覚ました。
彼の穏やかな寝息が、すぐ耳元で聞こえる。
ほんのりと汗ばむ肌、シーツに絡んだ指先。

「……夢じゃないよね」

小さく囁くと、彼の腕が少しだけ強くサラの身体を抱き寄せた。

「……寝たふりしてたの?」

彼は目を閉じたまま、くすりと笑う。
「幸せそうに寝てる顔、もっと見てたかっただけ」

そう言いながら、サラの額に優しく唇を落とす。

「……朝ごはん、何食べたい?」

「ん……一緒にコーヒー飲みたい」

「じゃあ、シャワー浴びてからな」

サラの頬にそっと触れながら、彼はそう囁いた。

そして、二人は朝の光に包まれながら、また静かに唇を重ねた。

夜が終わっても、二人の時間はまだ続いていく――。



朝の光がカーテンの隙間から差し込み、シーツの上にやわらかな影を落としていた。
サラは彼の腕の中で微かに身じろぎ、ゆっくりと目を開ける。

「……おはよう」

「おはよう、よく眠れた?」

低く優しい声が耳元に落ちる。
まだ少し熱の残る体を引き寄せるように、彼の腕がサラの腰に回された。

「……うん、でも…ちょっと体が重い」

サラが小さく笑いながら呟くと、彼も苦笑しながらシーツの中でそっと指を絡めてくる。

「そりゃそうだろ。昨日あんなに……」

「言わないで」

恥ずかしさにサラは彼の胸に顔をうずめる。
彼の鼓動がゆっくりと響いて、妙に落ち着く。

「シャワー、浴びようか」

彼がそう言ってシーツから身を起こすと、まだ温もりを残す彼の肌が目の前に広がる。
サラは一瞬目をそらしそうになったが、彼に顎を持ち上げられる。

「そんなに恥ずかしがること?」

「……だって」

サラが言葉を詰まらせると、彼はくすっと笑いながらサラの手を取る。

「ほら、行こう」

そう言って彼はベッドを抜け出し、そのままサラの手を引いてバスルームへと導いた。

──シャワー室の扉が閉まり、すぐにまた熱を帯びた吐息が絡まる。

「ん……やっぱり、こうなるよな」

背中を壁に押し付けられ、濡れた唇が再び重なった。
水滴が肌を伝い、肌と肌が密着するたびに熱が上がる。

「シャワーだけじゃ終われそうにないな」

彼の指がサラの腰をなぞり、熱を孕んだ声が耳元で囁かれる。
サラの心臓が、また早鐘を打つ。

──そして、二人は再び溶けるように互いを求め合った。

──それから、時間が経ち、やっとシャワーを終えてキッチンに立ったころ。

サラはカウンターに座りながら、コーヒーの香りに包まれていた。

「……朝からすごい運動した気がする」

「俺も」

彼が笑いながらカップを置き、サラの頬にキスを落とす。

「今日、一緒にどこか行く?」

「……うん、どこか出かけたい」

「じゃあ、のんびりデートしようか」

こんな穏やかな朝がずっと続けばいいのに。
サラはそう思いながら、カップを両手で包み込んだ。

窓の外は、昨日とは違う優しい朝の光で満ちていた。

── そして、二人の新しい時間が始まる。


「Instagramで恋愛相談
      夜の相談やってるよ。
        フォローしてね💓」


本日の下着はコレ💓↓

いいなと思ったら応援しよう!