災害復旧DIY 〜隙間(小)の埋め方編〜
こんにちは!
この記事では複数回に分けて、災害時などに起きてしまう、建物の小さな困り事を解決する方法についてご紹介しています!
今回は建具と柱梁の間などにできてしまう隙間(小)の処理についてご紹介します。
↓本記事はこちらの動画をまとめたものです。
動画では実際の施工を見ることができます!是非チェックしてみてください。
道具紹介
・コーキング(シリコン、変性シリコン、ウレタン)
・コーキングガン
・バックアップ(紐で代用可)
・ヘラ
・マスキングテープ
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コーキングの種類について
・シリコン・・・比較的安く防水機能を持つ。乾燥後に塗装はできない。
・変性シリコン・・・防水機能を持ち、乾燥後に塗装できる
・ウレタン・・・防水機能を持ち乾燥後に塗装できる。シリコンや変性シリコンに比べて耐候性が高い。ノンブリードタイプ。(ノンブリードタイプとは、空気中の水分を吸い込んで黒ずむこと防止するタイプのコーキング材)
コーキング材は色々な種類があり、迷ってしまいがちです…。
上記のように、施工箇所と塗装の有無によって使い分けると良いと思います。
1.バックアップで隙間を埋める
まずはじめに、開いてしまった隙間にバックアップを入れていきます。
バックアップを購入しなくても、紐で代用できます。
今回は、紐を使用していきます。(写真2)
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紐が浮いているとよくないのでしっかりと押し込みましょう!(写真3)
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2.マスキングテープで養生する
コーキングが周辺の木材に付着することを防ぐため、マスキングテープで養生します。この際、設置した紐と接する木部の脇から2mm程離して貼っていきましょう(図版1)。
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あらかじめテープの端を折っておくと、剥がしやすくなります。(写真4)
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これで準備完了です!
3.コーキングを塗る
コーキングはマスキングテープにはみ出すくらいたっぷりと塗りましょう。
少量にしてしまうと、写真5のように隙間ができます。
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たっぷりと塗り直した後、ヘラで伸ばします。(写真7)
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4.マスキングテープを剥がす
コーキングを塗り、乾燥する前にマスキングテープを剥がしていきます。
今回はトイレットペーパーを使用していますが、円筒状のものを使うと綺麗に剥がしやすいです。(写真8)
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コーキングが乾燥するまで待てば、、完成です!
乾燥時間の目安は、夏季で1時間半以上、冬季で3時間以上となります。
耐用年数の目安は、外部は5年程、内部で湿気の多い場所は5年程、長くて10年程です。
今回の紹介では木部での実践のため、プライマー(接着剤)を使用していませんでしたが、コンクリートの場合はプライマーを塗りましょう。
隙間を埋めるのは比較的簡単!
みなさん、ぜひやってみてください!
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