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【詩】 「どこに流されていくのか深緑色の秋の空に」

「どこに流されていくのか深緑色の秋の空に」

この頃 意思が ふわふわの綿菓子だ
この頃 笑顔が ごわごわの象の皮膚だ
この頃 怒りが すかすかの・・・・だ

深緑色の秋の空に抱いた憧れが
脇を擦り抜けて 気まぐれに
くねくねしながら 飛んでます

裸足で風船を追いかけるなら
雨の日が良いらしいよ
なぜだろう 本当かい

飛行機の形をした 入道雲も
クジラのような いわし雲も
対して変わらないねと

そんな事を言った
きみの横顔を ずっと見ていたくて
椅子をずらして きみの方に脚を組む

だから夏から秋に移ろうのは
雲だけじゃ ないことを
知って置かないとね

#詩

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