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相続税の税務調査

相続税の税務調査は、相続税納付世帯の10〜20%に入るらしい。調査に入るのは、うっかりも意図的も問わず「申告漏れがあるだろう」とあたりをつけているからだ。
うっかりでありがちなのが専業主婦のへそくり預金(生活費残金の蓄積)だそうで、これ、全部夫側資産とみなされて相続税の対象になるらしい。ひょえー。

私の母も、専業主婦だった。断続的にパートなどしたことがあって、少ないながらも母名義の資産はある。それでも、父の最後の入院費用を母が立て替えた25万円を、税理士さんの判断で相続対象から差し引いたら、「その25万円分が申告漏れ!」と税務署に噛みつかれた。夫婦なのだからどっちが払ってもおかしくない、立て替えの約束をした証拠が無い、と税務署がごねる。

最終的には、過去にも2回、母が入院等の費用を立替え払い、父が母に返金、というお金のやり取りがあったことを示す通帳コピーを税理士さんにわたして説明してもらい、修正不要で落ち着いた。

いやあ、大変だね、相続税。税理士さんに依頼すると、お支払いも決して安くはないし、税務署が来なければそれまでだけど、こういう対策も含めての費用であることを再認識。マルサの女はカッコいいけど、実際にやってくる国税は恐怖でしかない。