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コンポスト

以前から取り組みたいと思っていたコンポストでの生ごみ処理を、引越を機に開始した。以前の家は台所が1階で、玄関出てすぐのところに植木鉢で花を植えていたけど、見た目が悪くない鳥よけ設置が面倒そうで実行できてなかった。
今は台所が最上階で、ほぼ周囲から見られることのないルーフバルコニーまで台所から15歩。使わなくなったオーニングを鳥よけ虫よけにして、大きい植木鉢2個と中くらいの植木鉢3個のローテーションでやってみることにした。

で、気持ちよく晴れた週末にごそごそと生ごみを埋めていたら、隣の家の屋根でカラスが一声だけ鳴いた。うわ、目ざといな。でも残念、きみたちが掘り返さないように植木鉢を重しに日除けをかけちゃうからね。

開始してまだ10日くらいなので生ごみの様子にあまり変化はない。うちは残飯は出なくて、野菜と果物の皮や芯がほとんどだから、分解はちょっと時間がかかるかもね。もうちょっと気温も上がってくれないと。

開始してみてわかったけど、意外と土が大量に要る。引越しで発掘したヤシ繊維とかも動員する。
土と埋める容器に制限がある場合や、分解が進みにくい真冬とか梅雨時は、諦めて燃えるゴミとして生ごみを出す人もいるようで。

生ごみ自体は100円の安い密閉容器に溜める。一日台所でためておいて翌朝土に埋めて、容器は洗って乾かす。最初は全てが土に埋まるように土をせっせとかけてたけど、このペースでは足りないので、あらかたかぶせたらオーニングで蓋、で良いことにする。

実家では以前に住んでたボロ屋の時から庭に据え付けのコンポストを何十年も使っているのだけど、蓋があるからって生ごみだけを入れてる。蓋を開くと生ごみ臭いし、夏場はミズアブ天国ですごいことになる。
本来は土・もみ殻・米ぬかなどを足してかき混ぜながら運用するものらしい。二つのコンポストを、一つはごみ入れ、一つは熟成用でローテさせて、無理なく土になっていってるから良いんだけどね。大半はミズアブが食べて分解しているのだろうなあ。

ニワトリでも飼ってればコンポストで育ったミズアブの幼虫を食べさせ、ケージで囲いながらニワトリに雑草を取らせ、鶏糞と生ごみの堆肥で良い感じに畑や果樹を維持できそう。私の人生では実現しないことだけど、来世ではやってみたいね。
ルーフバルコニーにポリカーボネートの屋根を付けて土を導入できれば雌鶏2羽くらいなら飼えるのかな・・・いやいや、やめとこう。雌鶏も鳴き声は気になるし、鶏糞臭いって近所から怒られちゃう。ニワトリも可愛いから飼いたいのは山々。もっと飼いたいのはヤギ。牛も可愛いし羊も、イヌも、馬も(きりがない)。

コンポストが義務化されてる国や地域もあるそうで。
まあ、そんな世の中の動きとは別に、住宅密集地でちょっとした自然の循環を楽しんでみようと思う。がんばれ、土壌微生物。飽きるなよ、私。