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デニムという相棒が我が家の仲間入り。
高校生のころ、リーバイスの501XXレプリカモデルが流行りデニムとの良い付き合い方、みたいな特集がいろんなメンズファッション誌で取り上げられていた。
学ランを着ていない時間、それは家にいる時、寝る時の全ての時間にデニムを着用し、身体に馴染ませつつ色落ちをさせて味をだす事に全力を注いでいた。
座っているときは、太ももから膝にかけて手でこすりヒゲをつくることにもこだわっていた。
うーむ、懐かしい。
20数年の時を経て、あらたにノンウォッシュのデニム、しかもセットアップで手に入れてしまったではないか。
待望のATLASTのデニムを。
なんだろ、このワクワクする感覚。
長い年月をかけて付き合っていく、相棒ができたような、新しい家族ができたような、慈しむ気持ちに溢れているではないか。
ちと大袈裟かな。
まだ一度も水と触れ合ったことのない、ノンウォッシュの相棒はまず風呂に入れなければいけない。40℃くらいのお湯で浸すとどうだとか、水だとどうだとか、最初のプロセスでも縮み方が変わってくるらしい。
今回はそこまで縮ませたくないので、サウナの後の水風呂ばりの、水の中に相棒を入れることにした。5分つけ、その後手でジャブジャブして、また5分ほど入浴、いや入水。
冷たー! と言わんばかりに。
優しく絞り、形を整えて自然乾燥。
入水の儀式を終え、自然乾燥の儀式。
干しながら早く着たいというワクワクする気持ちを抑えつつ、いつも洗濯物を干す時よりも丁寧にハンガーにかけた。
Gジャンは乾いたら着衣の儀式まち。
Gパンは丈詰めの儀式を行い、晴れてセットアップが完成するという運びになる。この儀式を経て、着るという事で相棒に対する想いみたいなものがより濃くなる。
これから長く付き合っていくうえで、
一つ心配事としては、
割とタイト目にサイジングしたので、
相棒が身体に馴染む頃に、自分のお腹周りがオーバーサイジングにならない様、
keep my weight
しなければならない、
という事だ。