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センダンのはな
南方熊楠。明治に入り急速に西洋科学をもとにした社会への転換期に、誰も気にしない森にも「生態系」、エコシステムが存在することを提唱し、日本各地に無数に点在していた「鎮守の森」の重要性を説いたひと。それだけじゃないんだけど、この人の異人っぷりに興味がある方は、自粛期間が解けたら、南紀白浜にある南方熊楠記念館を訪れてみてください。
豊田章男社長のスピーチの中に、熊楠の視点のような一説(15'50"くらいから)があって胸を掴まれました。
熊楠の家に咲いていたセンダンの木、そして最後の言葉「天井に紫の花がいっぱい咲いているね」。きっと、熊楠の意識にはこの花が視界いっぱいに拡がっていたんだと思います。