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ピ ピカソという曲が怖かったこと

「ピ ピカソ」という曲を歌っているのは、モダンチョキチョキズ。

1997年に発売されました。

知らない人はぜひ一度、潜入感のない状態で聞いてみてほしいです。

いかがでしたでしょうか。

久しぶりに聞いた人、好きで聞いてる人、初めて聞いた人、色んな温度の方がいると思いますが。

私は発売当時3歳で、テレビ番組「ポンキッキーズ」でこの曲に出会いました。

当時、歌詞のメッセージとか、イラストの猿とか、よく意味が分かっていなかったんだけど、「怖い」というイメージを持ってました。

なんで怖いと思ってたんだ?
ということを知りたいと思い調べていると、ポンキッキーズで流れていた動画に辿りつきました。

この動画を見てもらうとわかるんですが、
「ちょーじゅーぎーがー (×4)」(鳥獣戯画)
というところで、猿が死ぬんですね。
あとずっと画面が真っ赤。

そこから「ピ ピカソ」=「死」というイメージが私の中で作られたのか、と数十年越しに気づきを得ました。

「ピピカソ」と検索すると、「ピピカソ 怖い」という検索ワードが出てきて、「怖かったの、私だけじゃないんだ」ということも。

今改めて曲を聴いてみると、すごく深い歌詞なんですよね。

シューシュシュシュシュシュールも
モナリザも
いいかどうかは自分で決める

どうして空は青いのか
どうして赤くて黒いのか
あたりまえのことなんて
なんにもないんだ

ピーピピピピピカソもダビンチも
いいかどうかは自分で決める

思いどうりに生きなはれ
いまを大事に生きなはれ
だれにでもあって自分をミガク
ひとつしかない自分でミガク
だれにでもあって自分がミガク
ひとつしかない自分もミガク

最近の自分のテーマとして、
「自分の人生を、自分の意思で生きる」
ということに向き合いはじめたところで。

「生きるためのレシピなんてない」(Mr.Children「終わりなき旅」)
という事実に気付くまでに、30年かかりました。

どこかに正解が隠されていると思って生きてきたんです。
日本教育の弊害なのでしょうか。

仕事でも、生き方でも、趣味でも、
すべては諸行無常で、唯一無二の瞬間の積み重ねでしかなくて。
誰も答えを知らないから、クリエイティブしていくしかないんですね。

だから今、この曲が真っ直ぐ自分の中に入ってきて、
すごくしっくり来て、それがとても嬉しいです。

しばらくこの曲を聴きながら、生活してみたいと思います。


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