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Re-RISE 20話感想

はじめに

 こんばんは。今週もこの日となりました、ビルドダイバーズRe-RISEの感想枠をやっていこうと思います。今回でなぜイヴが消滅したのか、ヒロトはダブルオースカイを打たなかったのか語られる重要な回となりました。

イヴ消滅

 話は第一次有志連合戦時から始まりました。ヒロトも参加していて、あの光の翼を見ていたんですね。ジュピターヴガンダムの武装が全て残っているところをみると、かなり善戦していたことがわかります。

しかしこの後突然イヴから前回の最後でもあった「消してほしい」というお願いがヒロトへ投げ掛けられます。

前回の私の考察とは少し異なり、イヴは自分を含めたELダイバーによるバグを一手に引き受けていた、とのこと。しかし有志連合戦によってサラのデータが拡散し、受け止めきれなくなった、と…。個人的にここでヒロトだけでなくコアガンダムも含めて自分を消してほしいと話すところにグッときてしまいました。

さらにイヴはサラと姉妹の関係であることを明かします。まさかの事実でした。そもそもELダイバー同士はなにかしらリンクできそうではありますが、明確な姉妹とは恐れ入りました。

イヴから発生するバグはフィールドを破壊し始め、イヴはコアガンダムを操作して自身を打たせようとします。

しかし地面が割れ、(おそらく)自分の手で打てなくなってしまったイヴはヒロトに何か言います。ここ、無音だったためイヴの口の動きから考えるしかないのですが、多分「助けて」と言ったのでしょう。

そのイヴの願いを受け入れ、ヒロトは自らの手でイヴを打ちます。

この演出、いろんなアニメでも見かけますが何度見ても残酷過ぎます(泣)。

そしてイヴはヒロトに感謝、最後の言葉を残し消滅します。これがイヴ消滅の顛末だったわけです。

ヒロトがプレゼントした美馬飾りまで消滅…。形見すら残らないとは悲しすぎます。

イヴ消滅によりバグはなくなりましたが、その後のこのシーンで私は驚きました。この空で飛んでるの、無印で出てきた鳥さんですよね。サラ捜索のため飛んでいたんでしょうけど、少しでもタイミングが違えばイヴを発見してなんとか出来たかもしれないってことですよね…。

呆然としていたヒロトにサラに関するチャンピオンの放送が伝わります。そして場面は第二次有志連合戦へと移り変わっていきます。

葛藤の一射

 第二次有志連合戦前夜。ヒロトの様子がおかしいと察したカルナ(無印でも登場したフォースの副隊長)が声をかけます。もう一方の副隊長であるエミリアは結構無印で登場していましたがカルナはそんなに触れられてなかったので、こういう優しい一面が描写されるのはいいですね。また、このときにはヒロトはサラを保護しているチャンピオンのフォースのメンバーですからイヴがどういう存在だったのか理解したと思います。それで余計考えに耽ってしまったのでしょう。

カルナは連合戦当日も気遣ってくれます。めちゃくちゃ仲間思いですね。しかしヒロトは相談できず、救援要請を受けて戦場に向かいます。

救援に向かったのはドートレスとウィンダムそれぞれのカスタム機。明らかにエルドラで敵側に出てきた機体との対比ですね。なんならここからアルスがデータを得た可能性ありありです。

戦況は百鬼の乱入もあり混沌とし、隊長機の戦火によって二機は爆散。アースリィもライフルとシールドを失います。

すかさずヒロトはウラヌスアーマーからライフルを射出し装備。アーマーごと変えなかったのは各機入り乱れる戦闘中なためその時間がなかったということでしょう。

そそんな中チャンピオンの回線オープンによりヒロトを含めたユーザーに隊長機の戦況が伝わります。ここは無印での屈指の名シーンでしたね。再びこのシーンが流れてうるっときてしまいました。

隊長戦はチャンピオン敗北により決着し、リクはサラの元へ。そこにヒロトは照準を合わせます。

ただこの向けた銃を打つことは同じ絶望をリクに与えるだけであり、イヴとの約束を破ることになります。ヒロトは葛藤します。

そして発射直前。ヒロトは…

踏みとどまり銃口を下へ向けました。エルドラでの戦いで周知ではありましたがやはり威力抜群です。このヒロトの選択がサラ救出に繋がったというわけです。

リクがサラと感動の再開を果たした傍ら、気分を悪くするヒロト。射撃により巻き上がった土砂で汚れるアースリィ(ここは過去作オマージュらしいです)。残酷な対比です。

無情にもミッションクリアの光がアースリィにも降り注ぎます。本当に今回の演出は絶望を駆り立てるものばかりで、視聴者の精神にくるものがあります。

イヴとの約束

長い回想は終了し、ようやく現在時間軸に戻ってきました。まわりの反応を見るに、ヒロトはここまでの顛末を隠さずメンバーに話したということでしょう。ヒロトはここまでの苦悩を吐露し、守る資格はないと言います。そんなヒロトにメイが意外な行動をとるのですが、ここから雰囲気ぶち壊しですがリアルタイムでの私の反応をどうぞ。

お?

え、まさか?

待って待ってマジで?

やっちゃうの?え、やっちゃうの?

キタ━(゚∀゚)━!

…お付き合いありがとうございました(笑)。そんな感じでメイはヒロトに寄り添ってくれたのです。いやぁ、メイヒロとは恐れ入りました。

メイの腕の中で、ヒロトは何も気にせず気のすむまで泣くのでした。

次のステージへ

すっかり日は暮れ、ヒロトはフレディに謝罪します。

しかしフレディは逆に感謝を伝え、ヒロトはイヴとの約束を守っていると伝えます。

ビルドダイバーズのメンバーも同様に感謝を伝えます。本当に一話の時点では想像できないくらい団結力が高まりましたね。

これを受けヒロトは立ち直り、今も見守ってくれているであろうイヴの存在を再確認するのでした。これでひとまずイヴまわりの話は一段落したとみていいでしょう。

ここは余談でしたが先程のメイの行動はマギーさんから教えられたものだそう。いい教えをしたマギーさんに拍手ですね(笑)。

場所は変わりましてエルドラのとある戦地。久々にゼルトザームが登場しますがなにやらまた様子がおかしいです。

味方であるはずのヒトツメの攻撃を防ぎ、さらには対峙します。マサキが洗脳に抗い、エルドラを守ろうとしているのでしょうか?

そんな中リアルのマサキの身体に異変が…というところで今回はおしまいでした。

おわりに

 今回は以上となります。先述の通り前回とあわせてイヴに関する疑問が明かされたわけですが、事情を知れてサラを救えたリクと事情もわからずイヴを救えなかったヒロトという本当に残酷な対比に私も心を痛めました…。前回の記事でも触れましたがここまで掘り下げたのですから現在時間軸でも直接イヴが関わるはずです。あわよくば復活を期待したいですね。また、次回からエルドラでの話が再び動き出します。マサキは一体どうなってしまうのか、そしてヒロトたちはどう立ち向かっていくのか、展開が気になるばかりです。次回を心待にしたいと思います。

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ノアス
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