夢中になれる何か
昔は一つのことにじっくり集中して取り組むタイプでした。
綺麗好きで部屋もきれいで。
勉強も納得がいくまで突き詰めと言いますか。
しかし、看護学校に入って勉強ばかりで時間がなく、遊びに行きたい、部屋を片づける時間がない、でも勉強しないと実習に受からない…睡眠時間を削る、その日々を繰り返し、家族が遊びに出かけようとした瞬間(誘われたけど時間がないから断った)心が折れた瞬間がありました。
全然自分の時間なんてない!やめてやる!と泣きわめく。人生で一番。
このように感情を周りに出したことがなかったので、親も驚いていた。
家族に一通り話を聞いてもらって落ち着いたところで、気分転換にやっぱり一緒に出かけるか?と言われたけど、やはり断り、一人にさせてくれと言いました。
これはしょうがない。割り切ろう。ずっとこの状態が続くわけじゃない、なんとかなる。
この日から何かが大きく変わったと言いますか、割り切り方、気分の切り替え方を覚えました。
まず、部屋は汚くても何とかなる!むしろ本は片づけないで重ねて置いた方がいい。そのうち片づくはず。
とにかく『完璧を目指さない』ようになりました。
もちろん完璧を目指す事柄もあるのですが、その時は他のことはゆるゆるの程々に。
これが今の働き方や生活のベースになっていて、良くも悪くも看護学校には鍛えてもらった…
で、そんな感じで生きていたら突発的なことが沢山起こる看護の分野ではとても役に立っているのですが、
飽きっぽくなってしまいました。元々器用貧乏なんで、なおさら。
何かに夢中になりたい。