【フィリピン】セブ島で企業視察とウェブ生存戦略セミナー3日目その②
朝一番で、セブ島の記念碑&像(Cebu Heritage Monument)、サンペドロ要塞(Fort San Pedro)、マゼランの十字架(Magellan's Cross)、サントニーニョ教会(Santo Nino Church)を観光し、セブのパワーをガンガンに感じてからのセミナーです。
ウェブ解析士協会とSprobeの共同主催イベントとして、ウェブ生存戦略セミナーが開催されました。
このセミナー開催の背景と目的は、今、働く人の役職・ステータスに価値を感じる時代は終焉しつつあり、これから企業内外問わず「個人として何が出来るのか?」が問われる傾向になっていることを捉え、アフィリエイト運用、オンラインメディア運営、サイト改善など、個人独自の手法で勝ち抜いてきた事例を紹介し、参加者のみなさんに「個人として何が出来るのか?」を考えていただくことです。
一ヶ月621記事投稿、1日20記事更新は大変ではない。
小林貴志さんから、アフィリエイトとは何か、アフィリエイトの種類、アフィリエイト収益の話がありました。
ポイントは、
・1PVあたりの収益計算
・月300万円以上をの収益が上がるノウハウ
・Googleのコアアップデートで、収益が変わってしまう
・1記事に時間がかかりすぎるのはNG
私が印象に残ったのは、ご本人はアフィリエイトで十分で生活できるが、そこを目指しているわけはないということ。コンサルティングやアクセス解析・運用サイト制作へ力を入れて自分の可能性をもっともっと広げたいということでした。
オウンドメディア立ち上げで経験したあんなことや、こんなこと。
続いて、國吉イチさん。1年半で月間50万PVのオウンドメディアを立ち上げたノウハウをしくじり先生的に解説していただきました。
しくじりあるある
・情報の探し方がわからない
・目的がないからどこを見れば良いかわからない
・目標設定をミスする
・月10記事なのか、月20記事なのか、妥当な目標がわからない
・記事にするネタがなくなる
・検索流入の割合がめっちゃ多い
・結局検索流入ばっかりで、PV数はGoogleのコアアップデート次第
こうならないために、
・目的、目標設定を明確にする
・キーワードリストを作成する
・サーチコンソーつで検索意図と記事のマッチを見直す
・順位ごとに記事を振り分けて改修する
・Googleの意思を読み解き、改修内容を分析する
私の感想として、國吉さん見た目は派手ですが、やってることは緻密でした。そして問題を発見して、課題を抽出し、施策に転じ、その後分析し、また問題を発見するといった、PDCAを無理なく自然に回してるんだなと改めて確認できました。
クリエイターじゃなくてもWebサイト表示速度改善方法
続いて、神守由理子さん。広島カープのキャップがキュートでした。
サイトの改善を表示速度の切り口からの紹介です。
「スマホで閲覧時、3秒以上かかったらどのくらいの人が離脱するかご存知ですか?」
・・・「4割です。」
から始まり、一気に、会場の空気が集中しました。
サイト表示が重くなる原因は下記のとおりです。
・画像がヘビー級
・不要なギミックを使っている
・読み込むファイル点数が肥大化
なので、
・ツールを使って適切な画像サイズにリサイズする目指せ1/3
・かっこよさよりもコンテンツの中身を良くする
・プラグインを使って無駄なファイルを読み込まないようにする
・常に計測すること。PageSpeed Insights計測する。
事例として、複数あったスタイルJSを1ファイルにまとめ、画像を圧縮したら、平均読み込み時間7.2秒から1.5秒になり、表示順位も向上したとのこと。
最後に、ユーザーファーストであることで、サイトの効果が最大化するということでした。
感想としては、「サイトを改善しましょう」「サイトの効果を最大化しましょう」はよく聞く話です。神守さんの話は、とにかくサイト表示のみに特化した話だったので、とてもわかりやすく明日からすぐに使えるなと思える内容でした。
事業のメディア化一人で生きて行ける人生をスタートする
辻幸範さんは、ビジネスデザイン、事業のメディア化を専門とし企業やフリーランスに対して企画立案やコンサルティングを行なっている方、現在一緒に働いているフリーランスの方は30名ほどで、全プロジェクトで総数1万を超える人が動いている時もあるとのことでした。
さて、私たちが動き出せない理由
・自信がない
・お金がない
・人脈がない
・経験、HOW TOがない
・実績がない
・ファン、フォロワーがいない
ここで、事業自体がメディアとなって、人と人を繋げチームを作り、コミュニティを形成していく、つまり動き出すための3つの方法の紹介がありました。
・じぶん株式会社
肩書きや所属ではなく自分の名前で勝負できるようになること
「あなただから任せたい」を言われるじぶんになる
・じぶんメディア
自分にしか提供できない価値を求めている人に伝えて人と人を繋ぐこと
「あなたと仕事がしたい」「あなたの価値を人にも伝えたい」という関係をつくる
・仕事のゲーム化
理想のゴールをじぶんで創りプレイヤーとしてプレイする
休みの日や仕事終わりを利用してじぶんのスキルやサービスを売る
そして、楽しんで仕事する、ゲーム感覚も取り入れること
感想として、動き出し方として3つのエンジンを学んだ感覚でした。専門性を持った人たちとコミュニティを作って、皆んなで補い大きなエネルギーとなっていく。そんなコミュニティをじぶんが作ったり、参画したりする方法でした。
「意思決定」の「確度」をあげる3つの思考法
まず、立ち上げから1千4百万円をの支援金が集まったクラウドファンディングの事例から、人や組織が集まり続け、人や企業が離れないプラットフォーム戦略の話をしました。
そして、まとめとして、こんなお話を。
人生は「意思決定」の積み重ねです。この「意思決定」が、時間がすぎて、振り返ったときに最高だったと言いたいです。そのためには、その瞬間瞬間で、本当に価値がある「意思決定」であるという「確度」を高める必要があるということです。
3つの思考法とは
社会的価値の創造。社会にとって価値があることをつくることです。私にとっては、企業、人の能力開発の機会です。
自分自身の心が動くこと。自分自身の心の動きを察知し、自分を調べることで、本当に自分自信のここが動くことを知ることです。私にとっては、関わる人の輝く瞬間、誠実、感謝、素直であることです。
ビジネスの収益性。収入支出のフロー、収入の最大化を支出の最小化です。私にとっては、コンサルティング、講師業のコスト構造です。
全体を通して、エネルギーがすごい。それは、登壇者と参加者が本気でビジネスのことを考える空気でした。一つでも取り入れて、成果に繋がることに期待しています。
懇親会は、松野屋。日本食で、焼き鳥、ゴーヤチャンプル、串カツ、なんでもありました。そしてウニはたっぷりでとても美味しかったです。
5時間のウェブ解析士講座inセブは、また別で紹介します^^
つづく