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「クックパッドのビジネスモデルが反則すぎる件」

こんにちは、ノアです。

最近、クックパッドの決算報告を見てビビりました。

年間売上100億円超。
営業利益率は驚異の40%以上。

クックパッドってあれですよ。

ただ料理のレシピを載せてるだけですよ。

しかも、レシピのほとんどは無料で見放題。

運営費用もほぼゼロ。

レシピを投稿してくれるのは、
一般ユーザーのみなさん。

サイトの運営に必要なのは、
エンジニアとサーバー代だけ。

バグってます。

普通のビジネスでは、
こんなことはあり得ません。

例えば、料理教室を運営する場合...

家賃、人件費、材料費、光熱費。
毎月数百万円の固定費がかかります。

一度にレッスンできる人数も限られてくる。

でも、クックパッドは違います。

たった1つのレシピページが、
毎月何十万人もの人に見られ、
収益を生み出し続ける。

しかも面白いことに、
コンテンツを作るのは利用者自身。

「みんなの料理レシピが集まる」
というコンセプトが、
クックパッドの最大の武器です。

そして、ここからが本当に凄い部分。

クックパッドの収益モデルは
実に巧妙にできています。

まず、基本の収益源は広告。
月間数千万人が見るサイトですから、
広告収入だけでも莫大です。

次に、プレミアムサービス。
月額たった数百円で、
検索機能の制限を解除したり、
人気レシピにアクセスできたり。

さらに、ビジネス向けサービス。
食品メーカーや小売店向けに、
ユーザーの行動データを提供。

こうして、複数の収益の柱を
うまく組み合わせているんです。

専門用語では「ファネル」なんて言い方をします。

最も反則的なのは
このビジネスの「再現性」です。

一度作ったレシピページは、
何年経っても価値を失わない。

むしろ、時間とともに
レシピや口コミが増えていき、
サイトの価値は上がっていく。

普通のビジネスでは、
規模を大きくすれば、
それだけコストもかかります。

でも、クックパッドは違う。

利用者が100倍に増えても、
運営コストはほとんど変わらない。

これがレバレッジの力です。

そして、この「レバレッジ」こそが
メディアビジネスの肝です。

さらに面白い例を見てみましょう。

食べログを運営するカカクコムの
営業利益率は50%を超えています。

ご存知の通り、食べログは
飲食店の情報を掲載するサイト。

実際のレストランは、
お客様一人を接客するのに
大変なコストがかかります。

・シェフの人件費
・ホールスタッフの給与
・食材費
・水道光熱費
・家賃
などなど...

でも、食べログは違います。

たった1枚の写真と数行のレビューで、
何万人もの人に情報を届けられる。

しかも、レビューを書くのは利用者自身。

まさに、クックパッドと同じ
ビジネスモデルです。

価格.comも然り。

家電量販店なら、
大量の在庫と広大な店舗、
たくさんの従業員が必要。

でも価格.comは、
データベースとウェブサイトで
全国の価格情報を瞬時に届けられる。

この「情報を届けるだけ」という
シンプルなビジネスが、
とんでもない利益率を叩き出す。

実は、大手企業は
とうの昔にこの事実に気づいています。

リクルートを見てください。

昔は紙の情報誌を作って
広告を載せるビジネスでした。

でも今や、
・ホットペッパー
・じゃらん
・スーモ
と、すべてデジタルメディアに
進化しています。

昔は怪しげなベンチャー的なイメージだったのに、

いまや時価総額4位の日本を代表するIT企業です。

サイバーエージェントは、
広告代理店から「ABEMA」という
メディアプラットフォームへ。

LINEは「LINEニュース」
DeNAは「MOBAGE」から各種メディア
メルカリだって「メルカリマガジン」

なぜ、これだけの大企業が
こぞってメディアビジネスに
参入するのか?

答えは明確です。

「最も効率が良くて、最も自動化できて、
最もスケールできるビジネスだから」

普通のビジネスは、
規模を大きくすればするほど、
人も設備も必要になる。

でも、メディアビジネスは違います。

利用者が100倍になっても、
必要な人員は2倍も増えない。

システムさえしっかりしていれば、
後は自動で回っていく。

そして、これは大企業だけの特権ではありません。

個人でも、全く同じことができる。
むしろ、個人の方が有利ですらある。

なぜなら、大企業には
様々な制約があるから。

・会議での承認プロセス
・社内の調整
・ブランドイメージの維持
・各種規制や制約...

一つの記事を出すのにも、
何重もの確認が必要です。

でも、個人メディアは、

思い立ったらすぐに実行できる。
トレンドを掴んだらすぐに対応できる。

この「スピード」という武器は、
実は大きな強みなんです。

そして何より、
メディアビジネスには「底」があります。

普通のビジネスは、
失敗すると借金が残ります。

でも、メディアビジネスは、最悪でもゼロ。

マイナスになりません。
借金を背負うリスクはほぼない。

しかも、上限はありません。

クックパッドのように
大企業に成長する可能性だってある。

実店舗を持たず、在庫を持たず、
ほとんどコストをかけずに、
大きな収益を生み出せる。

メディアビジネスしか勝たん。

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ノア@フォロバ100/資産メディア研究家
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