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健康ってなに?


一応、医療従事者やってます。

ふと、仕事をやってて
「健康」ってなんだろう?と思う時があります。

・タバコやお酒を飲まない人?
・毎日運動する人?
・暴飲暴食や偏食しない人?
・心身の障害がない人?

正しい生活習慣をしている人が
「健康」と勝手に解釈をして
今まで患者さんには生活指導や運動指導をしていました。

でも、外に出た時
タバコを吸っている方や飲酒をしている方が
活気のある姿を見ていると
不健康そうには見えない・・・。

病院の中の世界と
外に出た時の世界で見え方が全然違う。

「健康」の定義ってなんなの?

ちなみに、WHOでは
このような定義づけがされています。

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。

公益社団法人 日本WHO協会

この定義で考えれば
街中で見かけた人たちも「健康」という定義に当てはまるのかも。


病院勤務で感じること

入院中のリハビリで
患者教育も進めていく場面もありますが、

健康のために
「退院したら、指導した自主トレをして下さいね。」
「あんまり、好きなものばかり食べないで下さいよ〜」
「お酒やタバコはやめていきましょう」
「運動しないと、寝たきりになりますよ」

と説明してしまう時があった。

医療従事者としては、
悪い指導ではないと思いますが腑に落ちない・・・。

というのも入院患者さんが
「何もかも制限されて、苦しすぎる、死にたい。」
という発言を耳にした事があったから。

この時、自分たちのやっていることに疑問を感じてしまった。
(生活指導している医療関係者の方が、不摂生している場合が多いのにね。)


健康のために制限することが大事なのか?

この疑問を持つようになったのが、
持病のせいで、
生活指導を受けたことがあるからだ。

正直、食事制限を一生するなんで
心理的な負担が大きすぎる。
(好きなラーメンや洋食が禁止になるのが辛い!笑)

だから、最近はメリハリをつけた生活をしている。
(食べたい時に食べて、調子に合わせた食事制限)

その方が、むしろ昔よりも
心身の状態は良好だと思える。


指導の仕方を変えてみた

自身の経験を振り返ってから
患者さんへの関わり方は少し変わりました。

「急には無理だろうから、少しずつ量を減らしてみては?」
「メリハリをつける生活なら、先生も許してくれるのでは?」
「自主トレよりも、ベッドで寝ている時間を減らしてみては?」
「◯◯さんは、家事するだけでも十分な運動になりますよ!」
「積極的に、家族や友人と外出して遊んできて!」

とネガティブワードを減らして提案する意識をしてる。

もちろん、医療従事者なので
主治医の意向に沿いながら
危険なことは指導していません。

「◯◯しなさい」と言われるより
「〇〇してみたら?」の方が受け入れてもらえやすい。

関わり方一つで
相手の健康意識が変わるのを見てると
リハビリの仕事も楽しいです。

健康かどうかは、その時の自分次第

世の中には、ハンデを持っている人もたくさんいます。
でも、その人が健康かどうかは
他者が決めることではないかもしれません。

自分自身が元気と感じるなら
それが健康だと思っています。

健康のためにも
自身に色んな制限をかけすぎず、
開放的な気持ちで生活してみませんか?

今日は雨なので、
自宅でピラティスして身体を整えよ〜っと


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