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子どもの頃の話ー両親編ー

こんにちは、noaです。
今日は両親とのお話。
両親には、本当に大切に育ててもらったと思っています。
ただ、そう思えるまでにはたくさんの葛藤がありました。

家族は仲が良くて、今でも私が帰省するのに合わせて実家に集まってくれるし、地元の野菜やお米を送ってくれたりといつも気にかけてくれていて、
ありがたいなーと思うことばかりです。
そのはずなのに私はずっとどこか寂しく感じていました。

父親の存在

父は教師であるのと同時に部活動の監督もしていたので
土日も練習試合やら大会やらでほとんど家におらず、
遊んでもらった記憶はほぼありません。

でも忙しくても父の最優先は家族で、
どれだけ疲れて帰ってきても、
何か話したいことがあると聞いてくれましたし、
父なりに、私たちと過ごす時間を大事にしてくれていたのだと思います。

そんな父を子どもながらに尊敬していて、
教師の娘だからいい子でいなきゃとか、できて当たり前とか、
なにかと自分にプレッシャーをかけて過ごしていたように思います。

父にも母にも(もちろん祖父母にも)褒められたという記憶があまりなく、
どちらかと言うと妹2人の方ができる子たちだったので、
スポーツで成績を残したり、テストでいい点をとって「すごいやん!」とか言われているのを聞くと、ただ妹を褒めてるだけなのに私はダメと言われてるような、度々ネガティブを発動させたりしていました。

そんな父に一度だけ(さらっと)褒められたのが、
音楽好きの父と一緒に当時流行っていたデュエットソングを歌っていた時。
「うまいやん!」と言われて、ものすごく嬉しくて、
単純な私はその後音楽の道を志すようになります。

母と私

一方母は裏表のない感情が豊かなタイプで、よくドラマを見ては涙し、
いつも私たち姉妹や孫のことを気にかけてるような人です。

感情が豊かなのはいいのですが、
気分によってはそれが言葉にも態度にも出てしまうタイプ。
そして私はその感情をすべて受け止めてしまうタイプ(HSPなので)。
びっくりするくらい今でも幼い頃母に言われた言葉や場面を覚えているんです。
ちなみに、下2人は幼少期のアレコレを全然覚えていなくて、
こんなに違うんだなーと思ったことがあります。

母にとっては、私は感情を出しやすい相手だったのでしょう。
今でもしょっちゅう話を聞く側になるのですが、
そうしているうちに、母が受け止めて欲しいように受け止めるのが上手になっていったし、自分の感情よりも母の感情を優先することで、
その方がその場がうまくいくこともなんとなくわかるようになっていきました。
(これは母に限らず、いろんな人に対して無意識にそうしてるかと思いますが…)
どっちが年上かわからないような(笑)母とはそんな関係です。

それぞれの愛情

冒頭で、”両親には大切に育てられてきた”と書きましたが、
”両親なりに大切に育ててくれてたんだと気づいた”という方が正しいかも知れません。

父は父の、母は母なりの愛情を持って私に接してくれて、
何不自由なく育ててくれました。
でも場の空気を読んで、相手がどうして欲しいか手に取るようにわかる私にとっては、その場が円満にみんなが笑顔でいられることが最優先。
自分のありのままを見せるのが何より怖くて、それをしてこなかった。

父と母もありのままの私を知らなかったと思います。(今も知らないかも)
本当はそのまんまを受け止めて欲しいのに、
見せられていないので当然受け止めてもらえなくて、
それが根っこでは寂しく感じてたんだなと腑に落ちると、
今までしてきてくれたことにも、自然と感謝することができました。

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noa | HSP 繊細なハッピメイカー☆
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