【心をつかむ】どうせなら良い印象を残したい
完全にではないものの、
人にどう思われているかとか、人にこういうふうに思われたい、という気持ちは昔より気にしなくなった。というよりも、他人からの評価に期待しなくなった、というのが適切だろうか。それが結局、他人に期待することがなくなり、しいては他人への興味がなくなっていっている。
もちろん男の体とか裸は興味がある。
けれどそれは「身体」という物質的なものに対してであって、人間的にどうこうというのではない。もちろん身体から入って人間的に好きになることはあると思うけど。
自分に害を及ぼさなければ、
好きにすればいいじゃない、別に興味なんてないんだから、と内心思っている。他人に興味がないというと、冷たい人間だと思われるかもしれないけど、まあそれでも良い。あながち間違ってもいないし。とはいえ、だからといって無愛想にしているわけでもなく、反応が薄いわけでもなく、話を聞かないわけでもない。
人間関係は大事だと思っているので、
普通に接するけれども、心のうちでは適切な距離を保って、近づきすぎたり、逆に近づかれないように距離を測っているだけ。自分が優位になるような「影響論」は興味があるけど、人間の「印象論」に関するものはあまり興味ない。でも他人を惹きつけられるという知識があるのとないのとでは、人間関係をうまく運ばせるためにも知ってても損はないと思うのだ。
一瞬で相手の心をつかめれば楽なんだけど、
なかなか簡単にはいかない。美男美女だったらビジュアルで一瞬でファンが増えそうだけれど。人は見た目が 9割。だから人は顔が全て、かもしれない。でも実は、顔も含めた表情であったり、服装であったり行動であったり、話し方であったり、いろんなものが複合的に影響しあった結果で判定される。ビジュアル全体で 9割、残りは声とか匂いなんだろう。その判定の中で、人に良い影響を与えやすいのが「強さ」と「温かさ」らしい。
強さと温かさは相反するもののように思われるけど、
使いようによっては両方獲得できるようだ。強さだけ、温かさだけ、どちらか片方でもあれば、尊敬を得たり親しみを得たりすることができる。ただ片方だけが強すぎて行き過ぎると、怖い人になったり漬け込まれやすい人になったりと、マイナスな影響が出るみたいだけど。
リーダーシップがあって、
引っ張ってくれる人には心強さを感じるし、なんでも包み込むように受け入れてくれる人には温かさを感じる。どうせならそういう人になりたい。どちらかといえば温かさよりも強さのほうがいい。
私の場合、それは権力的な強さを指すんだけどね。
でも権力があって一見近づきづらい人のように見えても、
話してみれば理解があって優しい人だった、ということになると、いい感じのギャップになって株は一気に上がるんじゃないだろうか。ある意味カリスマ的な存在になるんだろう。残念ながら私にカリスマ性はないけれど、強さと温かさを鍛えたら、雰囲気だけでもなれるんじゃないかしら。
人に興味がなくてもいいと思う。
他人からの評価を切り捨ててもいいと思う。でも人間関係は良好にしておくほうが良い。そういうのは心のうちにしまっておいて、体面だけでも配慮する。それは自分のためであって、自分が動きやすくなるため。「印象論」も生活していく上で疎かにはできないなあ。
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