webデザイナーもコーディングはできるようにしておくべき理由3選
最近twitter上でも、webデザイナーはコーディングするべきか否かが盛り上がってます。
この話は以前から言われていたことではあって、色々な意見があるんですが。
個人的には、今後業界で生き残っていくためにも、webデザイナーはコーディングをできるようにしておく必要があると思ってます。
今回は、元々コーダーとしてこの業界に来て、その後デザインも携わった自分なりの見解をまとめてみました。
■コーディングの定義を見定める
デザインやコーディングというワードの定義は、企業毎で大きく差異があります。
ある会社では主にUI、UXの事をデザインと言うのに対して、また別の会社ではフォトショやイラレを使うことをデザインと読んだりもするんですよ。
コーディングも昔と違い、現在ではどこまでできたらコーダーなのかは曖昧になってきています。
自分なりに考えるコーディングの定義は、「htmlとcssを用いて的確なLPもしくはサイトを作る事ができる」にしておきます。
Javascriptもゴリゴリできないととか、phpもゼロから書けるぐらいじゃないとというレベルまでは求めなくてもいいかなと思ってます。
その上で、なぜwebデザイナーがコーディングもできるようにするべきなのか、その理由を3つあげてみます。
1、UI、UXの知見が広がる
構成を元にただフォトショやイラレでファイルを作るだけのデザイナーは、今後頭打ちになっていくと思います。
マーケテイングの知識や、リーダーシップを発揮して案件からチームをまとめることができるデザイナーが増えてきたからですね。
このポジションに至るには、デザインの勉強だけでなく様々な分野も学ぶ必要があります。
特に、UIやUXと絡めてデザインを制作できるようになるには、コーディングでどのような作業が発生するか。
その上でデザインの説明ができるようになる必要があります。
例えばレスポンシブデザインを作るときも、コーディング時を想定できるデザイナーと、そうでないデザイナーが作ったものでは大きく差が出るんですよ。
このスキルを身につけるには、htmlやcssを勉強し、どのようなフローでページを作っていくか知ることが大事です。
2,業務上の連携がスムーズになる
デザイナーがコーディングもできると、結局コーダーにデザインを渡す時に、二度手間や齟齬が発生しないようになります。
これは1つ目の理由にも付随するんですが、要は次の人が仕事がしやすい環境を作ることができます。
ノーリーの前職でも、コーディングができないデザイナーが一人だけいましたが、その人からあげられてくるものはそのまま使えない事が多かったです。
サイズ感や、整列など、どうしても画像として切り出して使用しないといけないコンテンツも、一度こちらで再調整して、その後初めてコーディングに入れるといったフローになってたんですよね。
他のデザイナーがきっちりできる中で、一人だけ毎回手直しが必要というのは地味に大きい負担でした。
当時も、「すこしでいいからコーディングの勉強してくれないかなー」と思ってました。
このように、コーディングする時にどのような手法をとって、どういう手順で進めるのかを知っていると、デザインの時点で視点を変えてみる事ができます。
3、有事の際に対応できる
案件を進める中で、不測の事態が起きた際にユーティリティに対応できるようになります。
コーダーが急遽休みになったり、急ぎの修正が入ったときも、効率よく対応できるようになります。
コーディングも、一見複雑に見える作業がフタをあけたら一行書き換えるだけなんて事は往々にしてあるわけですよ。
それをコーダーが不在だから次週まで引き伸ばすか、サッとその場でデザイナーが終わらせてしまうかは大きな差となります。
まあ、業務の棲み分けがはっきりしている企業では、こういった作業をすると怒られる事もあるんですが、最終的にクライアントやユーザーに迷惑がかからないのはどちらかと考えたら、それは明白ですね。
細かいことではありますが、こういった点でも活躍する事ができるし、ひいてはそれが評価につながったりするものです。
■これからはフルスタックな人材が求められる
ネットが普及したことによって、個人でもあらゆる情報が得られる世の中になりました。
1デザイナーとして終わるか、フルスタックで幅広く対応できるデザイナーになるかは、意識と意欲に左右されますが、一通り浅く広くできるデザイナーはこれからも重宝されると思います。
逆に、フォトショとイラレしか使えないデザイナーは、今後でwebデザイナーと呼ばれなくなる可能性もあります。
アメリカやヨーロッパでは、webデザイナーはコーディングもできるのが当たり前です。
デザインも、ソースを書くのも、その業務の境目は陸続きなので、知見だけでも持っておけば、今後はあらゆる視点で効果が出せるデザイナーになれると思いますよ。
ではでは!
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