ナイフモアでジャングルを刈るとこうなった
歩行型ナイフモアで、セイタカアワダチソウぐらいの大きくて硬い草が密集している場所を草刈りすると、刈り刃に草が巻き付くことがります。こうなってしまうと刈り刃が回転せず刈り取りできません。
この時何が起こっているかと言うと、
エンジン側の回転軸と駆動側の回転軸はベルトで繋がっており、エンジン側の回転軸は常に回転していて、クラッチを入れることで緩んでいたベルトのテンションが張られ、駆動側の軸に回転が伝わるという仕組みです。
その回転が草が巻き付いて止まったということは、ベルトが張られているにもかかわらず、駆動側が強制的に止められていることになり、ベルトが摩擦で急激に摩耗していきます。
その結果、早くにベルトの交換が必要になります。
つまり、回転が停止したら素早くクラッチを戻して点検、清掃が必要です。
先程も述べたように、エンジン側の軸は回転しているため、エンジンをかけた状態で清掃するのは危険です。わずかなテンションの張り具合で駆動側に動力が伝わるため、クラッチを戻していても、意図せず刈り刃が動く可能性があります。くれぐれもエンジンをかけたまま掃除をしないようにしましょう。
ちなみに写真はテンションを強めに張っていたため、局所的に負荷がかかってえぐれたと思われます。逆にテンションが緩いと僅かな抵抗で止まってしまうので、意外とテンション調整は難しいです。
取説を読んで適正に貼りましょう。