宗教と両親と

私の両親はある宗教を信仰している。

父親は地区の本部長を務めている。緊急事態宣言が出てからというもの、自宅でリモート座談会を行っている。

座談会とは、学会員が集まり現状報告を話し合ったりする場だ。お題目あげました!!(拍手)釈福をしました!(拍手)といった具合。


もちろん、どの宗教を信じようが自由なので批判はしない。

だが、私の親は精神的虐待をする毒親である。

私の毒親が宗教を信仰することによって、さらに歪んでしまっているように思う。


私の両親は、たぶん自己肯定感が低い。だけどプライドは高い。自信がないから強がっているのか、だれかを批判しないとやっていけない可哀想な人種だ。

最愛の娘であるはずの私に対しても今まで何度も怒鳴りつけてきた。

「お前はなにもできない」「一人暮らし?できるはずないだろ。電気を消せないぐらいなんだから。管理もできないんだろ?」「黙れって言ってるだろ!!」「出ていけ!!」「しゃべるな」「偉そうに言うな」「なにもできないくせに」



あぁ…書いてるだけで涙出てきた。ばか。なんで書いた。笑


そう、家庭ではこんなにめちゃくちゃな人でも、この宗教の場では人権が与えられるのだ。それが怖い。恐ろしい。

「ぽぽさんの両親はいい人ね」

何度も学会員に言われた。だけど、違うんです。助けてください。この両親の元で何度も何度も泣いてきているんです、早く気付いてください。


リビングでハキハキと声を高らかにあげながら広宣流布だ、世界平和だ、コロナだけどくじけるな負けるな共に頑張ろうなどと偉そうに話している両親に対して吐き気がした。

娘すら幸せにしていないのに、八つ当たりしているクソジジイ(59歳)なのに。何が世界平和だ。馬鹿げてる。


実際、仕事でもうまくいっていないらしい。「周りが悪い」「俺はこんなに頑張っているのに」とキレ顔で言っていた。滑稽だった。座談会で学会員を引っ張っていた人は、冷静に見るとちっぽけな人間だったからだ。


そして、父母の周囲の人をも可哀想に思った。

特に本部長の父親に相談をする学会員も多いようで土日に電話がかかってくる。父親が神妙そうな表情でおおげさに相槌を打つ。だけど、その回答は大体ひねくれていて、とても小さくて、聞いてるこちらが恥ずかしくなるくらいお粗末なものだった。


子どもの話には耳を傾けないのに、学会員の話には耳を傾ける。

なんだこいつ、と思った。

気持ち悪いと思った。

早く消えてしまえばいいのに、と思った。

こんな父親が私と血がつながってるなんて、情けないと思った。

早く縁をきりたいな(小声)


緊急事態でリモート座談会に切り替えてから吐きそうになっている家族もいるのよ。

いつか両親が自分の行いに後悔しますように。


そして私は。こんな両親のことで泣いてしまわないように。心を強くできますように。一人暮らしのためのお金を早くためよう。自分を早く元気にできますように。

涙とまんね~。。。

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