敏感な耳と、鼻と、舌。
そっち方向の目で見たらちょっとエロさを感じられるかもしれないタイトルになったけど、全然そんなことない覚え書きです。
ひとつ前のnoteで聴覚過敏気味、と書いて思い出したのだが、わたしは嗅覚と、部分的に味覚も割と敏感だと思う。これはただ、記憶として書いておく。自分のことであっても、最近は書かないと忘れてしまう。これを残すことに何の意味があるかと問われれば「ぜんぜん!なんにもないです!」なのだけれども、もし自分が近いうちに死んだら、その時にもし自分を知りたいという人がいたら、外から見えている自分を紐解くのにちょっとくらいは役に立つかもしれない。つまり、多分ぜんぜん役に立つ予定はありません。そんなnote。
よく聞こえる耳
実家にいたころ、父親の気分を察知するために聞き耳を立てて過ごしていたせいか、よく聞こえない話し声や物がぶつかる音がよく聞こえるし苦手だ。好きじゃない。
夜遅くに帰宅する父と会わないように、父親の車の音がすればリビングを片付け、車から降りてくる前に2階の自室へ戻りベッドに入っていたような記憶が薄らある。(もう少し大きくなって顔を合わせることが増えた時も、慌ててリビングを片付けて良い子を演じていたような気がする)
が、寝ようとしてもそんなにすぐには眠れない。
階下から玄関の扉が開く音がして、それから話し声が聞こえる。父が帰宅した後、どういうルーティンが行われ、どういう会話をしていたのか知る由もないが(知りたくもないが)、その話し声が、いつもどうしても怒りを含んだものにしか聞こえなかった。というか、それしか記憶がない。些細な物音も、父親がキレて物を投げている音なのではないか、とビクビクしていたような気がする。
少なくとも寝付くまでの時間は安心できる時間ではなかったように思う。
文字にしてみて、その時の出来事をあんまりはっきり覚えていないことに気付く。振り返れば最近ようやく実家を出てからの期間の方が長くなっていた。記憶が薄れているのはいいことなんじゃないかな。それでも怖かったことや、安心できなかったという事実は自分の中に残っていることを痛感する。文字にしながら涙がじわっと出てくるのだ。流れない程度の涙が。今もまだ苦しいんだな。かわいそうに、大変だったね。自分を労うと涙がぼろぼろっと溢れてきた。
そんなわけで上階や隣室の物音にはすごく過敏で恐怖を感じてしまう物音に過敏なワタシが出来上がった。余談だが車の音や救急車、パトカーの音、子供の声はぜんぜん平気だ。自分に害を与える物ではないとわかっているからだろう。
感覚が過敏で疲れやすい人というのがいるらしいが、自分も多分これだと思う。体力がない上に疲れやすい。理解されないだろうが、こういう人もいるということをいつでも元気を強いる人たちには知っておいてもらいたいものだ。体力は同じじゃないんだよ、って。
特定のニオイに敏感な鼻
匂いに関しては、きゅうりとこんにゃくの匂いがわかる。玄関を開けた瞬間に。あとは苦手な匂いが結構多い。ぽっちゃりさんが汗をかいてしばらく経った後の松脂のような(と称しているが多分違う)匂いが最たるもので、通りがかっただけでくらくらしてしまう。今年の夏はいよいよ自分の汗臭さも感じてゾッとしていた。
エレベーターや電車の強烈な香水、タバコも苦手だ。タバコは不思議なのだが、フレッシュな吸いたての煙は嫌いじゃない。人に染みついた古さを感じるタバコの匂いは顔を背けハンカチを当ててしまうくらい厳しい。この差は何なんだろうな。なぜかガソリンスタンドの匂いは好きです。
隠し味に使われたお酒発見器な舌
味覚はものすごくストライクゾーンが広いのが自慢だ。あまり不味いと感じるものがない。覚えている限りどこかの飲食店で食べたごはんが相当モソモソだったこと、それひとつだ。美味しいものはわかっているつもりだが、残念ながらものすごい味音痴なのかもしれない。
唯一敏感に感じ取れるのはアルコールの味だ。ビーフシチューや何かのソース、特にケーキにほんのり感じるアルコールにはテンションが上がる。お酒入ってますか?と聞いてしまうくらいにうれしい。
ラムレーズンアイスはお子様禁止なくらいラムをびたびたにしてほしいし、レーズンサンドで酔っ払いたいとちょっと思ったりしている。お酒には弱いが、お酒の気配は大好きである。
弱いくせに焼酎も好きだ。日本酒アイスも好きだ。ああ、美味しいラムレーズンアイスが食べたい。ただの酒好きかもしれない。(しつこいがとても弱い)
結論
アルコール度数高めのラムレーズンアイスがあったらぜひ教えてください!
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