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(記録)詩×絵 小林大悟×佐藤yuupopic 二人展 『気配 そこには 詩と絵があった』

横浜黄金町にあるカフェギャラリー「アートアンドシロップ」さんにて『小林大悟×佐藤yuupopic展 気配 そこには 詩と絵があった』を開催しました。
(会期 2024 3/30 ~ 5/30)

詩人の佐藤yuupopicさんとの二人展。これまでもたびたびコラボしてきました。コラボの際はお互いに普段の制作から外れ、二人展ならではの実験的な試みを行ってきました。

今回はカフェという日常空間に合わせた展示となりました。

壁面に絵はあるのですが、あえて背景に溶け込むように描きました。

壁に飾ったアクリル絵の具によるドローイング。なんともいえない形。

というのも、普段カフェを利用する=展示目的ではない人は
カフェの壁に絵があっても、席によってはじっくりみれないし、壁に詩が貼られていても積極的に読まないのでは?という思いがあり、作品の気配を忍ばせるようなインスタレーション(空間演出的)な見せ方になっています。

例えば…

・店内ではカフェBGMに擬態した、佐藤さんのリーディング音楽が流れる
(DL販売も行い、曲を"持ち帰る"事もできました)

・オーダーメニューとは別に詩のメニュー表(お詩ながき)を用意

ドリンクオーダーの方には、お詩ながきから詩を一つ選んでもらいます。
すると、詩に対応した

・ドローイングが描かれた紙コースターが付いてくる
という仕組み。

紙コースターのドローイング。100枚以上描いて全て無くなりました。

コースターのドローイングは即興。1枚絵ですが所詮は使い捨ての紙コースター。押し付けがましいのは嫌で、気軽に持ち帰ってほしいため、クオリティのばらつきもあえて許容し、絵の上下もみた人にお任せ。サインも入れていません。

陶器製verのドローイングコースター。こちらは好きなものが選べる仕様。完売しました。

陶器に描いたドローイングはケーキ付きのスペシャルセットに付いてくる形で販売。こちらはサインも入れ、紙よりも腰を据えて描いています。


自信はあったものの、他に見ない試みだったためどんな反響かドキドキでしたが、好評を博して会期終了となりました。
(提供のコーヒーやケーキが美味しい、というのも大いにあります!)
遠い場所からお越し下さった方々、本当にありがとうございました。

今回も詩人と画家だからこその面白い試みとなりました。今後も波長があう素敵な場所に出会えたら、その空間に合わせた見せ方に挑戦してみたいと思います。

展示の概要
https://artandsyrup.com/kobayashisatoindication/


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