空の海を眺め詠む
先月の台風
日本列島の各地で大雨や落雷の影響がありました。
しかし、時折、雲間の空を拝めるときは とても救いのような期間でした。
たまたま見上げると、夜空に下弦の月が輝いていました。
・嵐来る 前夜に浮かぶ 月の舟
また、風に吹かれて、流れる雲は白波のようにも見えました。
・嵐来る 白波立ちて 空の海
古代を生きた「柿本人麻呂」も似たような心持ちで、空の海を眺め、あの「天の海」の名歌を詠んだのか?
とも思い馳せながら、新たな句を詠んでみました。
また、どんな状況下でも 目の前の現象に「趣き」を感じる、心の余裕は大切だと思ったのです。