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「私の読書遍歴」というかきっかけ。
幼稚園の頃から外で遊ぶよりも本を読んだり
絵を描いたりするのが好きな子供でした。
本といってもその頃はまだ絵本や児童書の類。
いわゆる「文学」に触れたのは
小学生の頃に両親が買ってくれた
『こども名作全集(全50巻)』がきっかけです。
毎月2冊ずつ郵便で送られてくるのですが
その日は学校から帰るのが楽しみだったのを覚えています。
ちなみに、アルプスの少女ハイジから始まる
「世界名作シリーズ」というTVアニメがありましたが
そのほとんどがこの全集で読むことが出来ました。
それと小学校の図書室で借りる「SFこども図書館」シリーズ。
たしか4年生か5年生から貸し出しが許されて
図書カードがすぐに埋まってしまうほど借りていました。
中学生になると図書館に行くようになるのですが
なぜか落語全集のようなものを読んでいました。
あとは映画の原作やノベライズをよく借りていました。
高校生の頃は本をほとんど読んだ記憶がありません。
もしかすると1冊も読んでいないかも。
読みたい本がないというよりも何を読んでいいか分からない
という感じでしょうか。
再び本を読むようになったのは社会人になってから。
本好きの先輩に面白い作家は?と尋ねたところ
教えてもらったのが「村上 龍」と「山田詠美」。
とりあえず1冊ずつ読むとどちらもハマってしまい
さっそく全巻揃えました。
他には、アニメのムーミンに出てくる"飛行おに"という
キャラクターの話をしていて興味が沸いて
ムーミンシリーズを全巻買ったり、
学生の頃と違い大人買いが出来るようになったせいもあり
とにかく気になる作家のものを読み漁っていました。
そして、どういった経緯だったかは忘れましたが
「スティーヴン・キング」に出会うのです。
スティーヴン・キングの小説は衝撃でした。
ストーリーが面白いというだけではなく、
その世界へ引きずり込む力ですね。
ホラーにも関わらず、延々と続く細かな描写によって
何もかもがリアルに感じられるようになるまでは
特に何も起こらない。
そして、一気に話が進んでいく頃には自分はすでに
小説の一部になっている。
こんな小説は初めてでした。
あれから数十年。
今でも読んでいる作家。
読まなくなってしまった作家。
最近読みだした作家。
もちろん話題になったりタイトルや帯が気になって
というものも多いのですが、
基本的に私は作家で読む本を選んでいます。