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Photo by
tamaki311
百聞は一見にしかず。
1人映画デビューは、中学3年の夏。
母と映画館が入ってる商業施設に行き、各々が観たい映画の半券を手に、それぞれの劇場へ。
母が映画好きなこともあり、小学生の頃から映画館にはよく行っていたが、1人で観るのはなんだかまだ恥ずかしく、不安だった。
私が1人で初めて観た映画は
「桐島、部活やめるってよ」
主演の神木隆之介さんが大好きで、公開前からフライヤーをGETし、図書館で本を借り、原作を読み、前準備万端で、1人映画に臨んだ。
劇場前の座席表を確認し、最短ルートをイメージして、いざ、劇場へ。
公開して結構時間が経っていたので、人はまばらで、1人映画デビューに適していたのか否か、1人で観に来ていた大人が多かったことを覚えている。
イメージ通りに最短ルートで座席に到着し、本編上映まで少しドキドキしながら、大スクリーンを観ていた。
本編が始まるまで予告を大スクリーンで観ながら、中3で1人で大人に混ざって映画を観ている、という何とも言えない謎の優越感を感じていた。
その後、胸の高鳴りと同時に静かに本編が始まった。
原作を思い浮かべながら、中学生なりの頭で知恵を振り絞りながら観ていた。
映画が終わり、なるほど、こんな感じかと色々1人で悶々と感想を思い浮かべながら、別の映画を観ていた母と合流。
母に感想を言い、母の感想を聞き、ご飯を食べた。
人間不思議なもんで、1度行けば不安も消え、1人で観ることが好きになり、母と一緒に行き、各々観たい映画を観るということが習慣に。
自由に行きたい時に行ける今では、1人映画が当たり前に。
誰かを誘って観に行くよりも、1人で観に行く方が好きだ。
皆さんは、1人映画、好きですか?