会社から離れた会社
会社では無いところで仕事をする。と聞けばこのコロナ禍において一番初めに思い浮かぶ言葉は、自宅で仕事をする「テレワーク」だと思います。しかし今回参加させていただいたオンラインワークショップで、自宅以外の働く場所を紹介していただきました。
コロナ禍だから広がった
「会社から離れた会社」を是非ご覧ください。
こんにちは!関西大学社会学部松下ゼミの荒木と申します。
11月24日にオンラインで開催された「Open Innovation Biotope "bee" Future is Now! 多様な働く環境の現在地」に参加させていただきました!
今回は、テレキューブ株式会社 代表取締役社長 間下浩之さん、Moon Creative Lab Inc. Suup代表 堀口翔平さん、株式会社オカムラ DX推進室長・WORK MILLエバンジェリスト 遅野井宏さん、株式会社オカムラ 働き方コンサルティング事業部 WORKMILL X UNIT クリエイティブディレクター 神山里毅さんの4名の方にご登壇いただきました。
このワークショップでは、コロナ禍において働く環境がオフィスから解き放たれ様々な場所に広がった今、最先端の働く場所・サービスを作る登壇者の方々と共にそれぞれの魅力とこれからの可能性を語り合うというものです。
では早速今回紹介された新たな働く場所を見ていきましょう!
①テレキューブ株式会社 代表取締役社長 間下浩之さん
テレキューブ株式会社では、「テレキューブ」といういつどこでも快適な空間で働ける場所を提供しています。この「テレキューブ」、みなさんも最近目にする機会がとても多いと思います。実は、駅やオフィスビル、商業施設など多くの場所に設置されているのです。私も初め目にしたのは商業施設の中にあるもので、「これなに?」と中を開けると、一人分のスペースと、モニター、電源、空調など一人で仕事をするには十分快適な空間がありました。テレワークなどが増える今、リモートで会議があったり、家では集中できなかったりすることが多いと思います。会社外で仕事をしても、もしかしたらほかの人に見えているかも、聞こえているかもという心配もあるかも知れません。そんなときに家以外のこの「テレキューブ」という空間が、一人一人が時間場所問わず仕事がしやすい環境を提供してくれると思います。
②Moon Creative Lab Inc. Suup代表 堀口翔平さん
三井物産グループMoon Creative Labは、ACALLと連携し、2020年11月5日からテレワークプレイス提供サービス「Suup」β版の提供を開始しました。この「Suup」はスペースの空席を働く場所を求めるワーカーに時間単位で提供するというもので、決済はオンラインで行うことができ、今では都内ですでに約150店舗の連携が決定しているそうです。最大のメリットは「有効なスキマ時間の活用」だと私は考えます。社会人の方だと、「この時間カフェに入って少し仕事がしたい」であったり、「後仕事が少しあるのに充電が無くて困っている!」という少しの時間を過ごさせてくれる場というものはとても大事です。どれほど探しても空席が無かったり、充電する場が無かったり的確に場所を探せるこのサービスは、コロナの有無限らず多くの人が必要としていると思います。
③株式会社オカムラ DX推進室長・WORK MILLエバンジェリスト 遅野井宏さん
全18社の幅広い業種の企業で2019年7月16日「point 0 marunouchi」を開設し、未来のオフィス空間づくりに向けた実証実験を開始しました。「point 0」というのは、Society 5.0などで用いられる「.0」の「○○の再定義」という意味を込めたもので、空間と人から構成される、あらゆる「場」を再定義する起点とするというものです。このコワーキングスペースは最先端の技術を取り入れ、「未来のオフィス空間の実現」を目指しており、働く方の健康面のサポートや仕事の効率化に繋がるような様々な設備を取り入れています。さらにこのスペースは緑が多かったり、カフェが内蔵されていたりと働くには十分な設備がそろっています。近年テレワークという文字をよく耳にし、「本当にオフィスは必要か?」と疑問に感じてしまうこのコロナ禍において、この「point 0 marunouchi」はオフィス同士の壁を無くし共有するという新たなオフィスの在り方を再定義しています。開設当初から参加する企業が増える中、この「point 0 marunouchi」が未来のオフィスにどうつながり、そして進歩していくのか楽しみです!
以上3名の方が今回のワークショップで新たな働く場所を紹介していました。コロナ禍の今、こうして多くの場所が提供されていますが、コロナが収束した後の未来にこの3名の方が紹介してくださったものがどのように活用され、未来の仕事にどうつながっていくのかがとても楽しみです!
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