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パニック再発の危機 その1 自分の結婚式#38
いくつかやって来た再発の危機。どれも乗り越えましたが、これくらいだとやばめになるという備忘録として。薬から離れてなんとかやっていき始めた頃の最初の危機はなんとあれでした。
自分が主役、結婚式
今まではまぁ、もし何かあっても仕事にしたって、家のことにしたったて、別に私じゃなくてもいいし、まぁ、その日じゃなくてもいざとなれば延期すればいいし、ぐらいの感じでプラスに考えうまく自分をなだめてやってきたものの、自分の結婚式はそうはいかない…。もちろん、やりたくないわけではない。でも、大丈夫か?私!!とドキドキしながらも準備に明け暮れていました。
当日までは、あれこれ手作りでやりたいことを盛り込んだため、毎日忙しく、途中からはすっかり不安なことを忘れていましたが、結婚式の日の朝、すべてをやり終えてからが問題でした。
支度室で始まるハラハラ
会場入りして、支度室でメイクをしてもらいながら、眠いフリをして、なんとか気持ちを落ち着かせようとほぼ瞑想状態でした。今からこんな状態で大丈夫なのかな?と徐々に落ちて行くのがわかり、自分に大丈夫、大丈夫!と言い聞かせながら闘っていました。妹にネイルを頼んでいたので、それを付けに妹が支度室へ入ってきてからはあれこれ喋って笑ってだったので、少し落ち着きました。
式のリハーサルで少し早めに会場に行き、準備をしているときに彼にドキドキしてきたわーと伝えるも、誰だってドキドキする状態なので真意は伝わらず。ひとり、もし、私が座り込んだらどうなるかな…もし、倒れたら…と最悪の状況を考えてしまい、これ、あかんパターンやん!と泣きそうになっていました。
ただ、式にはセイくんがビデオ係としてきてくれていたので、いざとなれば、なんとかなるかと人任せながらもお守りを持っているような状態でした。
始まった結婚式
式の本番、父と会場の外でスタンバっているときに、父が私に「持ってきた。」と言って見せられたのは、母が親戚の結婚式の時に留袖をきた写真でした。これから始まるというときにいきなりこれか!?と予定外の涙腺崩壊の危機に、「ちょっと!やめてよっっ泣きそうやん!笑」と笑いながら堪えました。なんだか少し緊張がとけ、この時は父に(母にかな?)助けられました。扉が開き、前まで進み…とにかく、この状況を忘れよう。誰かに見られてるわけじゃない、私はここに立ってるだけ。綺麗な音楽が流れて、綺麗なドレス着て、ここに二人で佇んでいる。立ってるだけー、立ってるだけー。
いや〜、今振り返ると酷い頭の中でした。幸い、式場の先は窓ガラスで外の植栽が光に照らされて揺れていたので、それを眺めて気をそらしていました。もう、ほんとに関係ないことばかり考えてましたかたあ。こんな大事な瞬間に完全に現実逃避していました。でも、おかけで耐えました!!勝ったー!ウサツキ、勝利!!
主役にはなりたくない
その後は緊張することもなく、アットホームな披露宴にしていたので、笑いあり、涙ありと、なんとか楽しく終えることが出来ました。ただ、もう自分が主役になるようなことは避けたいなぁと思いました。そう思うと、芸能人の方なんかは強靭な精神力なんだろうなと思います。ただ、みんながそうとも限らず、それだけに辛いと感じる人もいるんでしょう。注目を浴びることがお仕事だなんて、大変な職業だと思います。なので、休みたいと願う方がいるならば、休ませてあげて欲しいなと願うばかりです。一般人がこんなに感じた主役のプレッシャー。結婚式はやってよかったとは思っていますが、主役はもう勘弁です。
ただ、人生に(多分)一度の結婚式。パニックを抱えながらもこれからの人もいると思います。いいのか悪いのか、式の最中は現実逃避でバラエティ番組を思い出すなど、これを思い出せばいける!という鉄板を用意しておきましょう。
頭の中は誰からも見えませんから笑。