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ゼロカロリーコーラ(人工甘味料)が身体に悪いといわれる理由とは。

ゼロカロリーコーラを毎日飲む友達

友人に、「毎日ゼロカロリーコーラをペットボトル1本飲む」という方がいます。

やめたほうがいいよ〜というと、
「なぜ身体に悪いの?カロリーゼロだから太らなくて良いんじゃないの?」という疑問をいただきました。

人工甘味料に対して「なんとなく身体に悪そう」というイメージを持っている方は多いと思いますが、「どう悪いのか?」を改めて深堀してみましょう。

まずはゼロカロリーコーラと普通のコーラの原材料の違いを見てみましょう。

【コカ・コーラ ゼロ】
炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、香料、カフェイン

コカ・コーラ 製品情報 https://www.coca-cola.com/jp/ja/brands/coca-cola/products#accordion-7100a4b462-item-3c5e66db62

【コカ・コーラ】
糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)/ 炭酸、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン

コカ・コーラ 製品情報 https://www.coca-cola.com/jp/ja/brands/coca-cola/products#accordion-7100a4b462-item-3c5e66db62

両者の違いは、大きくは甘味料の違いであり、
ゼロカロリーコーラ:
スクラロース、アセスルファムK
普通のコーラ:
果糖ブドウ糖液糖、砂糖
という差があります。

では、なぜ人工甘味料が身体に悪いといわれるのか、深堀してみましょう。
人工甘味料は種種様様ですが、ここではコカ・コーラ ゼロに含まれるスクラロース・アセスルファムKについて取り上げていきます。

人工甘味料が体に悪いといわれる理由

スクラロース・アセスルファムKとは

まずスクラロース・アセスルファムKの作り方や特徴をみていきましょう。

スクラロースは、砂糖が原料ですが、分子構造の一部を塩素原子に置き換えることによって作られます。元々は殺虫剤の研究開発中に偶然生まれたといわれています。
スクラロースを摂取すると、大部分は吸収されずに体外に排泄されますが、一部(10~30%)は一度体内に吸収され、エネルギーとして利用されずに尿中に排泄されます。
注意したいのが、吸収されたスクラロースが体内を巡る際に、一部が排泄しきれずに蓄積されるといわれていることです。肝臓や腎臓、脳にも少量ですが分布するといわれています。(参考:スクラロースに関する薬事・食品衛生審議会資料)

アセスルファムKは、酢酸由来の”ジケテン”という物質と、スルファミン酸という強い酸性を持つ物質を反応させた後に、三酸化硫黄(SO₃)を反応させ、水酸化カリウムで中和、結晶化したものです。アセスルファムKは摂取すると、1回体内に吸収され、エネルギーとして利用されずに尿中に排泄されます。

2者とも、砂糖の甘みの数百倍の甘みを持つためごく少量で甘みを付けることができますが、自然界には存在しない化合物であり、様々な影響を身体に与えると考えられています。

①実は痩せにくくなる

人口甘味料は「太らない」と言われていますが、実は逆に太りやすくなる可能性があります。

通常、糖分を摂取すると血糖値が上がります。
血糖値が上がったことを検知するとインスリンというホルモンが分泌され、血液中の糖を細胞内に取り込み、エネルギーとして利用したり、グリコーゲンや脂肪として蓄えたりします。

人工甘味料は、血糖値を上げずエネルギーとして利用されないために「太らない」とされています。ところが、味覚が「甘い」と感じると、本当は血糖値が上がっていないにもかかわらず、インスリンが分泌され、血液中の糖の細胞内への取り込みが行われることがわかっています。結果的に、「何もエネルギーを取っていないのに太りやすい」という痩せにくい体質になってしまうのです。

②腸内環境を乱す

みなさんご存知の通り、腸内細菌(腸内環境)を健康に保つことは、痩せやすい体質づくりや免疫力の向上に不可欠です。
腸内細菌は、実は細胞間でコミュニケーションをとりながら集団行動をしているといわれており、化学物質を媒体としたコミュニケーションにより自身の成長や行動を制御しています。
しかし、スクラロースは腸内細菌同士のコミュニケーションを阻害し、腸内細菌のバランスが崩れ、痩せにくい体質や免疫力の低下につながると考えられています。

また、スクラロースは、その副産物であるスクラロース-6-酢酸という物質が一部残留している可能性があります。スクラロース-6-酢酸は、腸壁の通過性を高め(いわゆるリーキーガット)、異物が体内に入って炎症を起こしやすくなります。
スクラロースは純度98%を超えるものが主に出回っているようですが、長期的な摂取は残留物の摂取量もおのずと増えてしまうでしょう。

③発がんのリスク

先述のスクラロース-6-酢酸は、遺伝毒性も持ち、細胞のDNAを破壊するといわれています。遺伝毒性とは、細胞のDNAや染色体の構造・量を変化させる性質のことで、細胞や伝達物質の変異を招きます。

またフランスの長期間の研究(102,865名が対象/追跡期間中央値7.8年)において、アステルファムKを多く摂取している人(中央値より多い)は1.13倍の発がんリスクがあったという結果も出ています。このリスクを高いと思うか低いと思うかは人それぞれですが。。。

普通のコーラVSゼロカロリーコーラ

今回はコカ・コーラに入っている甘味料としてスクラロース・アセスルファムKについて考えてみましたが、アステルパームやエリスリトールなどの甘味料が使用されているお菓子・飲料も多くあります。特にアステルパームは危険性を訴える論文も多く発表されており、摂り過ぎに注意する必要があると考えます。

では、砂糖入りのコーラを飲めばいいのか?
というと、そうではありません。砂糖自体も太りやすいエネルギー源であり、腸内環境を乱し、高血糖による発がんのリスクを持っています。

0カロリーコーラも、普通のコーラもほどほどにということですね🤣

どちらが良いか悪いか、ではなく
そもそもなぜ毎日のようにコーラが飲みたくなってしまうのか?を考えることが重要です。
・ストレス解消に飲んでいるのか?
・無性に飲みたくなるのか?
・ただ美味しいから飲んでいるのか?

ストレス解消や無性に飲みたくなっている場合は、原因であるストレスの解消や、依存体質の改善、栄養不足の改善が必要かもしれません。

思い当たる節がある…という人は
ぜひ体質改善をサポートしてくれる人に相談してみてくださいね😊

ちなみに私はもともとコーラの味が好きではないのですが、雰囲気を味わうためにたまーに映画をみながらコーラを飲みます🎵
瓶で飲むコーラは美味しく感じますよね😍



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