Konnichiwa 2021~Half Fastingをして頭がすっきりしたので考えごと~
明けましておめでとうございます。
大みそかから元旦にかけて、2度目のHalf-fasting(半断食)をしてみました。
理由は、せっかくなので1年の終わりに身体をちょっとリセットしたかったからと、最近の食べすぎによりお腹が常に張っていたから。
そもそも、リトアニアに来てから今まで、自炊の献立自体には大きな問題はないとはいえ、ちょいちょい買ってしまうおやつで毎度撃沈していた(でもやっぱり、たまに買ってしまう)。あと普通に食べる量が多すぎる。若いころからそうだけど。
なので、こちらでの生活に慣れてきたこのタイミングで、味覚と身体を一度リセットしたかったのです。
初めての半断食チャレンジは、ちょうど1年前の同じころ。千葉の住み込み先での最後の大仕事で、4日間の半断食イベントをサポートする側での参加でした。
あくまでもサポートということで何かと動くため、途中ちょっと力尽きて2度ほどおにぎり(玄米は重いので5分づき米)をゆっくり食べましたが、それ以外は参加者の皆さんとおなじように過ごし、こんなにすっきりするのか~!と最後の最後に感動した思い出。
これまでは、食欲が旺盛すぎて「半」断食という発想すらなかったわたしですが、一度経験してからは「身体を休める」という意味でも、食べることを一時的にストップすることの大切さを実感し、今年も短い期間ながらやってみよう、と思うに至ったのでした。
2度目のHalf Fastingをして思ったこと。
・期間中は案外苦ではない。目の前に食べ物があっても、そない食欲は湧かなかった(どうしても小腹がすいたら甘酒を飲んでいた)。
・でも1日という期間は、ちょっと短すぎたかも。半断食明けの朝はオーツ麦がゆを食べたけど、問題なく普通の量で食べきった。
・とはいえ、身体が軽くていい。日中ちょっと長めに散歩もしたけど、ゆっくり歩けば疲れない。思考もクリアになり、瞑想しやすかった。
・終わったら食べたいものが色々と思い浮かんだが、もともとヴィーガンに近い暮らしをしているので、徐々に食べてもいいかなと思う次第。
いちおう、準備食として、前日夜は大根などの塩こうじ煮込み+自家製ライ麦パン(毎度、自家製サワードゥ+オーガニックライ麦粉で焼いています)、回復食は時期柄もあってお雑煮的なスープ(玄米餅がほしいけど手元にないので、リトアニアでよくあるじゃがいもダンプリングを代用)にしました。
1日はちょっと短いんだなということが分かった(思えば1日断食は今までもやったことがありました)が、たとえ1日でも身体の調子を観察できる時間を作れるのはいいな、と思いました。またやろう。
そんなわけで、大掃除や散歩、編み物などをしながら穏やかに大晦日を過ごし、ニューイヤーの瞬間はそこらじゅうで花火が打ち上げられてさすがに目が覚めたけど、またすぐに眠りに落ちた年越し。
朝、起きたら雪が積もっていたのでホワイト元日になりました。実はちょっと久々の雪。
大みそかに12月の清算をしながら、駆け出しすぎるフリーランス生活をすこし俯瞰してみたけれど、常々おしごとを頂けるのは本当にありがたく、しかも職業柄調べものが多いので、毎度知らない世界を見せてもらったり、もしくは知っていることでも「こんなのがあったのか!」という発見があったり。
並行しているデザインのお仕事では、頭を使いつつ単純作業なときは音楽をかけて、ちょっと歌いながら気分よく過ごせたり(ちゃんとマジメにやっています)。
そして何より、編み物をしている間は自然と心が安らかになり、ちょっと考えごとをしながら、あるいは動画を観ながら、といった穏やかかつ生産性のある時間を過ごせたり。
やっぱり、それぞれのバランスがあるからいいのだな、と思うに至っています。今のところ。
どれかひとつだけだったら、おそらくすぐに「もう飽きたな~」とか「これ面白いのかな」と思ってしまうでしょう。なんせ飽き性なもので。
けれど、そうならなかったのは、ごちゃまぜに色々なおしごとをできていたから、というのが、結局のところ一番大きいのかもしれないです。
ただ、比率については、もうすこし考えたいな~と。そして、ちょっと自分で詰め込みすぎてしまった時期もあったので、心が休まらないこともあり、そのあたりはうまくマネージしたいです。
特に、下旬くらいは力尽きてしまい、仕事スピードが落ちてしまったこともあったのが反省点。
と同時に、友人たちとのリモートお喋りや、仕事でのビデオ通話ができたりして、リアルな対面ではないにしろ人と話すのってやっぱり楽しいなって思えたり、話してアウトプットすることで、また新たな気付きを得たりして。
ロックダウンになってから、実はそろそろ2か月が経とうとしているけれど、数字としてはほんの数日前まで下がる気配がありませんでした。
なんでなのかは、ほぼ引きこもっている&リトアニア語メディアを解せないわたしには分からないけれど、思うに案外みんな普通に近い距離でコミュニケーションをとっているんじゃないかな、きっと。
それに、リトアニアはびっくりするほど車社会で、ちょっとした買い物でもみんな車で移動しているし、その勢いで色々と動いていたのでしょう。それは予想できるし納得です。
その証に、といっていいのか分かりませんが、クリスマスと年末には全国にチェックポイントが設置され、自治体間の移動を厳しく取り締まっていたそうです(クリスマスはなんと1万6千台以上の車が取り締まられたとか。どんだけ・・)。
わたしは個人的な意見として、別にウイルスそれ自体を恐れているわけではないのだけど(そう思ってしまったもう何もできないと思う)、ロックダウンを早く終わらせるためにも、ウイルスの乗り物であるわたしたち人間が必要以上に動くべきではないな、と思って、ろくに友だち作りもできないまま引きこもり生活をしています。あ、買い物はいくよ。
プラス、そもそもの原因は、わたしたち人間の「便利」と「お金」を求め過ぎた結果だと思っているので、やっぱり暮らしの中でできることはやりたいな、と思います。
だからお肉も食べない(こちらに来てからは魚も食べていない)し、プラスチックも極力避けてエコバックのみならず野菜袋まで持参するし、今月やっと木箱と土を手に入れて簡易コンポストを始めてみています(この話、また今度書きますね。めっちゃおすすめ)。
ここでの暮らしが続く限りは、せめてこの生活スタイルは維持したいな~と。それに実家だとまったくリモートお喋りできない(仕切りがないも同然)ので、今はこちらの方がなんだかんだ居心地よくなっています。
けれど、この限られた期間で、これから何ができるかなあ、というのは、いよいよまじめに考えたいなと思っているところ。ちょっと忙しくした瞬間、ここに来たそもそもの理由を忘れがちになってしまうので、わりと頻繁にnoteやツイートを読み返していました。
それもあって、ここでもそれなりにオープンに書いています。
ううむ、なので、記録がてら2021年お正月のわたしが、今年(じゃなくてもいいけど)やりたいな~と思っていることは、
・英語の強化およびリトアニア語学習の継続(オンラインレッスンを受けるかずっと悩み中)
・人と比べず、真に「自分が何をしたいのか」について観察し、実行する
・自然との距離が近い暮らし
・リトアニア(というか今の住まい近辺)で友だちづくり
・リトアニア滞在、そしてその先のことに思いを巡らせる時間を意識的につくる
・いま生きていることに感謝する。家族をはじめ、大切な友人知人、これまでに出会ってくれた人々も含めて、色々な人に支えてもらっていまのわたしがある、ということを忘れずに
・sumiyas(手仕事)の活動をもう少し広げたい。今は主に編み物中心だけど、ほんとうはもっと草木染めの布や糸を使って暮らしの道具をつくりたい
・・・かなあ、今のところ。思いついたらまた追記します。
なんとなく今はいろいろなことがスタックしている気もするけれど、きっと時期が時期ということもあるんだろうな。
春になったらまた状況が変わってくるような気がします。
さて、これからどうなるかなあ。この数年ずいぶん色々な土地や職を転々としていて、もはや迷子なのかな?と思うほどですが、そろそろどこかで腰を据えて、自分の求める暮らしにフォーカスしていきたい気持ちです。
別に日本でも日本じゃなくてもよくて、ただ自分にとって理想の暮らしができる場所を探しているところなのかも。
まだまだ始まったばかりの2021年ですが、まずは健康に、安全に、そしてたのしく。変わらずのらりくらりと道を歩いていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。