#04「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ
瀬尾まいこさんの作品は、実は「そして、バトンは渡された」がはじめましてだった。
Twitterでこの本を紹介したツイートがかなりのいいねをもらっていて、気になった。
自分が今大切だと思っているものは、本当に大切か?と問いかけてくる、そんな作品だと思った。
全てをゼロにして、そこから自分が一番初めに何を求めるのか、考えてみて行動しても遅くはないのかもしれない。
主人公が、訪れた自然豊かな場所で、何もすることがなく、ここに私の居場所はない。と感じるシーン。
ここに私の居場所はないのではないか。
そう思ったとき、居場所を作るために何か始めることもできるけど、ここではない何処かへ行くこともできる。
世界は一つじゃない、と言われてるみたいだった。
生活の拠点に居場所があるのか。
自分がいたいと思う場所に居場所があるのか。
私自身、家族と離れて生活しているが、私の居場所は、やはり家族がいる場所だなと思う。
自分にとっての、大切なもの。
自分にとっての、居場所。
自分が、大切にしたいもの。
自分が、居たい場所。
世の中が大きく変わった今だからこそ、改めて自分にとって何が大切かを大事にしながら、日々を生きていきたい。