#02「かがみの孤城」辻村深月
少しだけですが、ネタバレ含みます。
一番初めに「かがみの孤城」というタイトルを目にしたのは、単行本が発売されたであったと思う。
それから数年後、書店に文庫本が上下巻で並んでいるのを発見したとき、やっと来た!と思ったことを覚えている。
上巻を読み始めてから2日で読み終わり、下巻は買ったその日のうちに読み切った。
どうしても、ページをめくる手が止まらなかった。
「かがみの孤城」を読んでいて感じたことがある。
それは、人にとって記憶というものが、生きていくことの大半を占めてい