パキスタン胡麻菓子レワリ
レワリは、ジャガリーという含蜜糖と炒りゴマで作られた、パキスタンの伝統的な干菓子です。ジャガリーは、主にサトウキビから作られた南アジアの精製していない自然糖で、日本でいう黒糖のようなものです。
栄養価も高いレワリは伝統的に冬の季節に楽しむお菓子です。ジャガリーとゴマは私たちの体を内側から温めてくれると信じられており、人々は冬の間それらを使った食品を摂取してきました。ジャガリーは鉄分を与え、ゴマは肌や髪の乾燥を防いでくれます。
レワリは寒い日の甘いお茶菓子として、またはお祝い事やお祭りのときにいただきます。カリカリ、ザクザクした食感、甘い風味、ジャガリーと煎りゴマのシンプルな組み合わせで、人々に愛されているお菓子です。
レワリは既製品は楕円形が多いですが、家庭で作るものは丸い形もあります。ジャガリーはキャラメルのような独特の風味を与え、炒りゴマはレワリに香ばしい風味と歯ごたえを与えます。また、ギー (清澄バター)を使うことによって、レワリに濃厚なコクを加えます。
それでは、レワリのレシピを見てみましょう。
【材料】
ジャガリー、ゴマ、ギー
【作り方】
1.フライパンでゴマを黄金色になるまでしっかり炒ります。
2.フライパンにギーを入れ、細かく砕いたジャガリーを加えます
3.しっかりと溶けるまでよく混ぜます。
4.炒ったゴマと、ジャガリーをよく混ぜ合わせます。
5.火からおろし冷ましたら、温かい内に生地を丸めて整形します。
工場で製造される既製品も家庭のものと同じような行程で、大きな鍋でジャガリーを煮詰め、飴状に練り込み、ローラーで整形し、最後に大きな鍋でゴマを絡めます。