ウルドゥー語のロゴマーク
パキスタンには、イスラムの芸術と文化に深く根ざしたカリグラフィー(書道)があります。カリグラフィーは、芸術的な筆運びから作られる美しく複雑なレタリングで構成されるビジュアルアートです。
パキスタンの国語であるウルドゥー語のカリグラフィーをロゴマークに組み込むことが、企業、組織、ブランドにとって、地元の顧客とより深いレベルでつながるための強力なツールとなります。この記事では、ウルドゥー語のカリグラフィーを用いたロゴマークついて紹介します。
ウルドゥー語を用いたカリグラフィーは審美的な美しさを体現するだけでなく、この国の文学的および芸術的な文化とも繋がりをもちます。ウルドゥー語のカリグラフィーをロゴマークに組み込むことで、パキスタンの大衆にとってより親しみやすいものになり、コンセプトを明確に視覚的に伝えることができます。
カリグラフィーでは、流麗な筆記体のナスタアリーク体(Nastaliq)、文字の最大幅と最小幅の比率が3:1のスルス体(Thuluth)、伝統的なモアラ体(Moalla)やシカスタ体(Shikasta)、文字の角張った直線的なクーフィ体(Kufic script)など様々な書体が使用されます。
ウルドゥー語のカリグラフィーを用い、様々な書体や色彩から構成されるロゴマークは、芸術的で感性を刺激するものです。ロゴマークは単なる「形」ではなく、 伝えたいコンセプトを視覚的に分かりやすく表現しシンボル化したものです。パキスタンやアラブの世界へ旅行する機会がありましたら、街の看板や商品、飛行機などのロゴマークを観察してみてください。