自然なインプットとアウトプット
八木仁平さんの著書である「世界一やさしい才能の見つけ方」などで「自然にできることが得意なこと」と表現されています。
確かに自然とできることに目を向けるのはとてと大事だと感じています。
また、得た知識を自分のモノにする、自分を変えるといった目標へ向かうための行動としてアウトプットが大事だということも理解できます。
私自身は今までアウトプットの機会が少なく、練習としてこういった記事を書くようにしていますが、アウトプットの方法を考えている中で気付いたことはインプットやアウトプットにも自然にできる形があるのではないかということです。
自分にとって自然な形のインプットとアウトプットを活用できればスムーズに習慣化や行動に移せるのではないかと思い、自分なりに整理してみました。
あくまでも個人的な見解なので、その旨ご了承下さい。
能動的、受動的
最初に意識しておきたいことが、インプットやアウトプットにも能動的、受動的があるはずだということです。
ここでは便宜上
能動的=自発的な行動
受動的=多発的な行動
としています。
これを分けてみると
●能動的なインプット
例:読書、好きな番組や動画やSNS等を見る、セミナーへの参加、興味があることを調べる
メリット:楽しんで知識を得る、興味があることに詳しくなる
デメリット:触れる情報の範囲が狭くなる
●受動的なインプット
例:何となく見ているテレビや動画やSNS、ネットサーフィン
メリット:今まで興味がなかった分野の情報を得られる、そこから興味を持つこともある
デメリット:情報収集としては効率が悪い、時間の無駄になることがある
●能動的なアウトプット
例:ブログやSNSでの情報共有や自分の考えの発信、日記、書き物、モノづくり
メリット:自分のやり方でコントロールできる
デメリット:全て自分の責任になる
●受動的なアウトプット
例:質問に答える、発生した問題への対応、指示された作業の実施
メリット:やることが明確
デメリット:やり方に制限がかかることがある
※アウトプットには他者へ発信する対外的なアウトプットと、自分だけで完結する対内的なアウトプットがあると思いますが、ここでは対外的なアウトプットとして進めています。
組み合わさったイメージ
あくまで勝手なイメージ像ですが、各インプットとアウトプットが組み合わさった時の行動の傾向を考えてみました。
●能動的インプット×能動的アウトプット
自分の好きな事を共有したり誰かに話したい
自分がいいと思うモノを積極的に周りに勧める
●能動的インプット×受動的アウトプット
自分の好きな事は基本的に一人で楽しむ
自分からお勧めはしないが、聞かれると饒舌になる
●受動的インプット×能動的アウトプット
テレビやSNSなどで見た内容について誰かに話したい、共有したい。
身近な人に職場の愚痴を言う
●受動的インプット×受動的アウトプット
広い範囲で情報を持っているが、周りにあまり気付かれていない。
色々な話題の会話に入れるが、あまり深い話はしない。
個人の性格もあるので対応の方法は人それぞれだと思いますが、傾向はあるんじゃないかと考えています。
もちろん一つの組み合わせだけでなく、それ以外の組み合わせも併せ持つ事もあると思いますが、どれが自分にとって一番自然な流れかを考えてみても面白いかもしれません。
自然な流れを仕事にできるか
例えば私の場合はテレビを見る機会は少ないですしSNSもほとんどやらずに、読書をしたり好きなモノだけ見ることが多いのでインプットとしては能動的になります。
一方でアウトプットについては自分からの発信はあまり得意ではなく、質問されたことを答えたり解決することの方が動きやすいので受動的になります。
つまり、能動的インプット×受動的アウトプットが自然な流れになります。
例えば仕事やビジネスをする上で、「興味がある分野について得た知識や情報を元に、誰かから質問や課題を受け取って解決する」という仕組みができれば、ストレスが少ない形になるのかなと思います。
まとめ
傾向としてまとめてみましたが、何かを学んだり、行動を起こしたりする場合は能動的インプット×能動的アウトプットが一番だと思います。
興味があることをインプットして、積極的にアウトプットするという流れを自然にできる人は他のタイプよりも成長しやすいのではないかなと感じています。
私自身、能動的アウトプットの練習中ですが自分の得た知識を自分から誰かに(特に不特定多数の方に)発信するという行動はまだまだ自然な形とは言えません。
自分の性格や性質も関わるので自然になることは難しいのかも知れませんが、少なくとも苦手意識は取り除けたらいいなと思い今回も記事を書いています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?