推し"じゃない方"のキャストのときにミュージカルを観に行った話
こんにちは、お久しぶりです。ついにnote公式Twitterに載りました。おめでとうわたし。
さて、ミュージカルでは負担の大きい役に対してダブルキャスト(場合によってはもっと多い)等複数のキャストがキャスティングされることがよくある。
東宝の大型作品では大体その形態だし、そのダブルキャストが作品の楽しみ方を2倍にも3倍にもしてくれる、我々オタクにはとても楽しいシステムだ。好きな俳優と好きな俳優のダブルキャストだとわたしは死ぬ(金銭的)し、死ぬ(尊死)。
現在公演中のミュージカル「1789~バスティーユの恋人たち~」では、主演のロナン・マズリエ役、ヒロインのオランプ・デュ・ピジェ役、そしてマリー・アントワネット役の三役がダブルキャストだ。
これまでのnoteを読んでる方はそろそろ察してると思うがその中でわたしはロナン・マズリエ役を務める小池徹平さんが大好きである。
ということで、今日は小池徹平さんとダブルキャストの加藤和樹さんがロナンを演じた回を観た時について書きたいと思う。この前見た加藤和樹さんと神田沙也加さんの回が凄かったから、ヒロイン絡みのシーンは神田沙也加さんver.の比較。
ロナンが大きい、という小学生並の感想を抱く冒頭
俳優の身長は実力に関係ないので、低くて良いとか高くて良いとか、その他悪いとかはないんだけど。
初演(2016年)、わたしはその時も回数を重ねて観たけれど、とにかく増やすなら小池徹平さんが観たい!!!となってしまい、加藤和樹さんの回を見損ねたので、身長167cm(公称)の小池徹平さんのロナンに慣れきっていた。
物語の冒頭、主人公ロナンの敵役となるペイロール伯爵役の岡幸二郎さんが登場し、ロナンの父親が連れていかれそうになる。それを止めようと颯爽と登場するのが主人公ロナンと妹ソレーヌだ。
「ロナンが大きいーーーーー。」
加藤和樹さんの身長は181cm(公称)である。
小池徹平さんとは約15cm違う。大きい。
よく、小池徹平さんのロナンは少年漫画のヒーローみたい、加藤和樹さんのロナンは少女漫画、と初演時から言われていて、ビジュアルからもなんとなくわかってはいたが、出てきたときのビジュアルでその辺を確かに理解出来た。
ここから、わたしの知らないロナンの物語が始まることにワクワクした。
あっ、胸がはだけたーーーーー拷問シーンでの衝撃
先述した主人公ロナンの敵役、ペイロール伯爵とは1幕中盤で再会を果たす。
主人公ロナンは捕まり、バスティーユの牢獄へと収監されるのだ。そこで、地下新聞(革命家たちが作ってる王朝側からみれば"危険思想"の新聞)を印刷しているのがどこかと拷問を受けるのである。
小池徹平さんのロナンで、個人的に少年漫画感を感じるのはこのシーンだ。ペイロール伯爵役の岡幸二郎さん(公称身長186cm)の大きな体躯相手に拷問を受けつつ、立ち向かおうとする姿。はぁ好きかっこいい。
一方、加藤和樹さんは体格こそあまり差はないのにどことなく不安に駆られるような儚さがある。
そして拷問の末にペイロール伯爵からロナンは焼印を捺されるのだが、その瞬間ーーーーー。
胸がはだけた。
胸がはだけた。
胸がはだけた!!!!!!
小池徹平さんのときは、少しシャツの襟を開けて捺されるだけの焼印が、加藤和樹さんになると片乳が見えるくらいががっと開けられる。
加藤和樹さんは某番組でこう語っていた。「演出家の小池修一郎先生は僕の胸元のはだけ具合にこだわりがある。すぐはだけさせようとする。」と。
一体どこまでが演出家の息のかかった芝居なのかは知る由もないが、わたしはその発言を都度思い出す。
ありがとう、加藤和樹さんの胸をはだけさせてくれて。願わくば、小池徹平さんの胸元もはだけさせてくれ。よろしく頼む。
神田沙也加さん演じるヒロインとの絡み
小池徹平さん×神田沙也加さん=尊い可愛い最高双子カップル~っていうビジュアルなんだけど、加藤和樹さんとだと身長差があるからまず身長差に萌える。
身長差がなくても、あっても萌えられる、人生って素晴らしい。最高。
上手から観てると、2幕でロナンとヒロイン・オランプが抱き合うシーンのロナンの表情がよくわかる。
加藤和樹さんの元々のイメージって、「エロい、不幸、焼き鏝」なんだけど(ファンの人ごめんな)。
抱き合ったとき、オランプの身体がロナンの首から下にすっぽりと収まった。その瞬間、ロナンがものすごく優しい顔になった。
小池徹平さんロナンだとあまり見えない部分(神田沙也加さんと比べて顔がしっかり出るほど高くないから)だったから、その表情がとても新鮮だった。
ロナンのオランプへの愛情とかを感じて、胸がギューンとした。
この日は加藤和樹さんの調子がめちゃくちゃよかったのもあって、2人のデュエットのハーモニーが素晴らしかった。
まとめ
ダブルキャストは楽しいし、推しじゃない人は推しじゃない人で推しとの違いが楽しいし、その違いがとても素敵だった。
初演で加藤和樹さんを観なかった反省を活かして、この先はダブルキャストもしっかりと観ていきたい。
加藤和樹さんは好きな作品が既に複数あるし、この役やってほしいなが複数あるし、もしかして……この気持ちが……推し???とならざるを得ない。ファンクラブはまだです。
ちなみにアイキャッチの写真はバスティーユで撮られたカップルの写真らしい。素敵。
チケット代になります