鎮魂か
わたしは、かのじょに、かれに、
鎮魂歌を捧げられるほど
立派な人間ではない
あなたの魂はあなたのもの
わたしはわたしの魂にしか
うたうことができない
わたしが鎮めようとするべきは
あなたの魂ではなくて
あなたをおもうわたしの
どうしょうもない魂
わたしのどうしょうもない魂はわたしのもので
あなたの魂はどこにあってもあなたのもので
それを知ることは
さみしくて
せつなくても
わたしの魂は
あなたを思うときも、そうでないときも、
わたしのもと惑っていく
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最後まで読んでくださり多謝申し上げます。貴方のひとみは一万ヴォルト。