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レシピ本は読み物としてもとっても楽しい話(レシピ本5選の話)
今日は三食ノーマルごはんに戻りました。
食欲はほとんど復活したと思われます。
食べたいものが増えてきて、戻ってきてくれた食欲に感謝の念が絶えません。
太ってもいいから、食べることをこれからもっと大事にしようと思いました。
今はとある理由で私はキッチンを使えないので、ひたすら買い食いをしています。
セブンイレブンの、300円くらいのお弁当?がとっても食べやすいです。ごはんの上に、いろいろなごはんのおとも的なものが乗ったお弁当です。
そぼろとか、鳥照りのスライスとか、牛をごぼうで炊いたやつとか。
「ふっくらしらすご飯」と「真あじの一夜干し御飯」が最近のマイブームです。
しかし、料理ができない時に限って、料理がしたくなる不思議です。普段は全くしないくせに。
今日は、ゼリーやバランス栄養食を買い込むためにドラッグストアに行った帰りにスーパーに寄りました。
季節の野菜のツヤツヤピカピカした姿を見て、もし料理が作れたら、これで何を作ろう、と妄想していました。
菜の花の、しっとり束ねられた立派な青……!
そんなわけで(?)、今日はレシピ本のお話になります。
料理のレシピが美味しそうなだけではなく、読み物として自分の感覚に合い、面白みを感じた魅力がある本を集めました。
著者敬称略です。
・からだにおいしい、ひとり暮らしの簡単ごはん(渡部和泉 、渡部明日香共著)
大学生の頃から大事にしているレシピ本をご紹介したいです。
おひとりさま向けの分量になっているので、ほんとのおひとりさまにちょうどいい料理本です。もちろん、多めに作るメニューもありますよ。
野菜がたっぷり使われているのと、アジアなど海外を感じるエッセンスがいい感じにミックスされています。
「簡単」と銘打っている割には、ちょっと本腰入れて作らなきゃな、というレシピが多いのですが、作ことができたら感動ひとしおなのではないかしら。
・水餃子
・すき焼き丼
・かぼちゃとひき肉の重ね焼き
・NZサマーペンネ
など、よだれが出そうなメニューがいっぱい。スイーツもありますよ。
1メインレシピに対し、副菜とアレンジレシピも乗っているので、2度美味しいです。
食器や調理器具の感じ、写真もとっても素敵です。
一つ一つのメニューに対して、小エピソードや思い出が添えられています。「ほほお、だからこのレシピには、意外なこの材料が使われているんだな」など、発見があるので、楽しいです。
来月から楽しんでやってみよう。
・スプーンとフォーク、おさらのしたく、Cook Book(松長絵菜著)
ビジュアルブックのように美しいレシピブック。
工程が一枚一枚写真がついている本ではありません。
分量や工程に写真はなく、全て文章で書かれています。
と、聞くと、作られることに重きを置かないおしゃれレシピ本かと思われるかもしれません。
そんなことはないのです。真面目に地道に、丁寧に料理をするための本たちです。
キッチンと自分が向かい合い、じっくり料理をしたい日にぴったりの本です。「料理をするぞ」という日にぴったりのレシピ本です。
やはり野菜がしっかり使われていて、季節の料理を楽しみたい方にもぴったりです。
「おさらのしたく」の中のハンバーグを作った時、今まで作ったどのハンバーグよりもおいしかったです。
・1日1500kcalのらくらくダイエットごはん(今泉 久美著)
かなりデブっていた院生の頃に慌てて買った本です。
だいぶ昔の本だったのですね。ちょっとびっくり。
ダイエットのために買ったのですが、私にとって、この本が料理本として一番使いやすかったです。
メニューも好みで、この中の料理はたくさん作りました。
特に、ささみを使ったバター醤油パスタと、たらことジャガイモとブロッコリーのショートパスタは何度食べても美味しいです。
また、この本でダイエットの基本も学んだ気がします。
ダイエットやバランス良い食事、ということを主軸に考えてご飯を作る場合は、少ない量とカロリーでも満足感を得るための工夫とか、素材は無論、調味料も必ずレシピ通り計量するとか、細かいけど大事なところなんだな、と学びました。
例えばささみパスタだと、一般的なパスタの量100gではなく少なめで作るのですが、バターと粉チーズを使うことでコクを出し、満足感を得る仕組みです。しかし、このカロリーが高い旨味成分を目分量で使ってしまったら、パスタの量を抑えた意味も無くなってしまう。絶妙なバランスを保ってるんですねえ。
また、たらこのショートパスタは、やはりパスタの量を抑えめにして、その代わり、同じ炭水化物の(でも栄養素の構成は違う)じゃがいもを入れて嵩増ししています。味付けのたらこは、やはり上記と同じ理由で分量を守ることに意味がある。
読んでるだけで痩せてくるような気がするので、少し危険ですね。わたくしだけですかね。
・レシピを見ないで作れるようになりましょう。(有本葉子著)
レシピ本の紹介でレシピを見ない話……?となるかもしれませんが、お堪えください。
完全に読み物ですが、読み終わった時には、食材に対する知識と、調理の科学的な知識で、早く料理を試したくなっているはずです。
必ずしも、テレビや動画でよく見る動作が全てとは限らないのだなと驚くことと、あの作業や動きにはこんな意味や合理性があったんだな、と納得することがあります。
私は料理をしないのでなんとも言えませんが、料理はするけど「いまいちパッとした仕上がりや味にならない」という方や、「全体的にベチャッとした料理が出来上がる」という方が読まれたら、メキメキ実力が上がるのではないでしょうか。
調理や素材について知識が掛け算できれば、オリジナルでメニューを開発したり、ありもので料理するのもきっとうまくなるはず。
「ふーむ、なるほど!」と、料理をする自分を思い浮かべながら読むと毎回楽しいので、ご紹介いたしました。
・ワタナベマキの31日分の定食カレンダー、おべんとうのおかず帖(ワタナベマキ著)
毎日こんな素敵なご飯作れる生活送ってみたいなあ、という憧れに近い気持ちで読む本です。
31日という、「1ヶ月」や「毎日」がコンセプトになっているからですかね、「私にはとても毎日作れないや」、とひねくれたところから読み始めていました。
「献立作りに悩んでいます」という方は、定食をそのまま作ってみてください。
引用元 『ワタナベマキの31日分の定食カレンダー』
世のお母さん方はすごいですよね、家族のご飯を毎日献立決めて、ささっと数十分でご飯を作ってしまうのですから。
自分以外の誰かの栄養や健康のことも考えるって、当たり前のことではないです。
私は、自分ひとりのご飯と健康のことだけでもいっぱいいっぱいなのに、働きながらも、何人ものご飯を作り、健康を守り、食べ物を大事に扱っている。
尊いことだなあ、と、本とは関係のない話になっちゃいましたが、そう思います。
これを読んで「お弁当を作ろう!」という気持ちにならない方がどうかしちゃっているくらい、美味しそうです。
でも、どうしたって弁当作らないんですよね、私……。
キッチンが汚いからとかではなく(笑)。
これは自分の病的なところなのですが、自分の作った作りおきや弁当に、信用がならないのです。
菌が繁殖してるんじゃないか等思ってしまい、作りおきも弁当も、自分の作ったものを時間をあけて食べるということがほとんどできなくなっています。他人が作ったものなら平気です。
なので、日々の食卓に、お弁当の余りみたいな感じに、ワクワクする雰囲気で出せたら楽しいだろうな、と考えます。
お弁当のおかずって、ちょっと味濃いめでチマッとしているから、なんだか特別で嬉しくなります。
おまけ1:ヨーガンレールの社員食堂(高橋 みどり著)
レシピ本ではないのですが、日々のメニューを眺めるのがとっても楽しいです。
本の雰囲気もミニマムで静けさがあって、食についてじっくり考えたいときに向いています。
また、たくさんの野菜メニューがあるので、ちょっといつもとは違う献立を考えたい、という時に役に立つのではないでしょうか。
おまけ2:オトナ女子のためのヤセるレシピ(森拓郎著)
ダイエット本ほんと好きですよね、わたくし。
しかし、この本はレシピ本です。おまけにダイエットと栄養の基本を身に付けられます。
難しく時間のかかる物は少ないので、これなら、、私にもできそうです。(買って作ってないので説得力ありませんね。)
一人暮らしで夜が遅く、じっくり料理する時間のない方にぴったりです。
挿絵も面白くて、毒があってクスッと笑えます。
来月からはおそらくキッチン使えるようになるでしょうから、今からイメージトレーニングをしておきます。
良い成果が報告できるよう、作りたいものをピックアップしておこうかしら。