一生の思い出
10日、甲子園球場で行われた阪神ー巨人のオープン戦に史上最多の4万1,129人のファンが入り、うち大多数の阪神ファンがまた負けて9連敗にため息、「しっかりせい」の罵声も飛んだ。内輪の話になるが甲子園球場では公式戦の観客が4万2,700人を超えると満員御礼の大入り袋が関係者に配られ取材の報道陣もおこぼれを頂戴している。
分厚い紙の祝儀袋で大入り満員、阪神タイガースと書かれていて大昔の記者時代もスタンドが一杯になると頂戴した。中身は10円だったと記憶している。今は10倍の100円。もっともオープン戦で出た前例は無くオープン戦の10日巨人戦は初めての事で検討の末張り込まれた。
岡田監督の大入りに関する話は「そんなん営業の話やん。俺らには何も返ってこない」えっ、監督にも100円入っているはずだがな。まあ、内輪の話。ええか。
次は100円に関係ないが試合前4万1,129人の前で今季新加入12選手の紹介が行われた。選手たちは名前を呼ばれマウンドを挟み整列、ファンの前で頭を下げ、これにファンが大きな拍手を送った。
ドラフト1位入団だが2軍で体調を整えている下村は「やはり1軍はすごいと思いました。早くああいうところで投げたいと思いました」と感慨を込めたコメント。3位の山田は「色々な意味で新鮮。早く甲子園で野球が出来るよう頑張りたい」。育成ドラフト2位の福島は「雰囲気のある球場だとすごく思った。1日でも早く支配下になって戻ってこられるよう頑張りたい」とともに声を弾ませた。
球場では昨季日本一に輝いた記念の「チャンピオンリング贈呈式」も行われた。新入団の12選手には渡らないが、満員の甲子園でのお披露目、「頑張れよ」のファンの声、その喜びはそれに勝るとも劣らなかったと思う。
それに応えないといけない。
令和6年3月12日