食事は気をつけるのに
健康を気にするとき
健康と運動についてアンケートを取ったことがあるんですが、運動はやった方がいいけれどなかなか継続出来ない、やった方がいいと思うけど取り組めないという言葉が多い半面、健康のために食事を気をつけるという回答が多かったんです。
確かに食べるもので身体って出来ているから、食べるものを気をつけるのは大切なことですよね。
私自身、冬は痩せないように意識して食べるようにしていますし、夏は胃腸が疲れすぎない程度にガッツリ食べてます。
えっ年中食べてじゃんww
選手だったころからそうですが、食事は身体を作るものと思って意識していますが、身体を動かしているからこそで、すぐにエネルギーとして使えて脳の栄養でもある糖質をカットなんてやったことありません。
でもね。
健康のために食事を考えてますって言ってる方の中に、美味しいものを食べないと食べた気がしない。カロリーとかバランスとかって考えたくない。
太ったらダイエットで食べなきゃいい、断食すればいいって人もいる気がします。
問題が起きるまで見ないふり
食事もそうですが運動も同じ感覚の方が多いなと感じています。
「やってればよかった」
「もっと早く聞いてたらよかった」
酷いのが「もっと早く言ってよ」
いやいやずっと言い続けてます。アナタが気づくのが遅かっただけ?という私が悪いの~それって責任転嫁してない?
自粛太りしたーっ やだ~痩せなきゃ~
そんなセリフをアナタ言ってませんか?
厳しいこと言うと自粛期間中に食事や運動の健康管理を怠っただけです。
食事管理は外食が減った分自己管理しやすいし、仕事が忙しくて思うように運動できなかった生活から、通勤時間が減った分好きな運動に充てる時間が増えましたよね。
上手く時間を管理出来た人は、自粛太りなんてしなかったと思います。
これも正常バイアス?
私は大丈夫!という正常バイアス。
自粛太りした人にも当てはまるのかな?
そうはいっても問題出ちゃいました。
だよね~動かないで食べたもん。
みんな一緒、一緒、仲間は沢山いる。
太ったらダイエットすればいい、食べなきゃいい、運動すればいい。
正常バイアスとはちょっと違う?
自分だけは太らない、自分だけは健康と思いたい気持ちは、正常バイアス的などこか他人事で気づかない、気づきたくない心理なのかもしれません。
特に今新型コロナで無意識下にストレスを貯めている人も多いと言われています。
正しい判断ができなくなってきている可能性もあります。
精神的にストレスが貯まっていると感じる程度であれば、まだいろんな違和感や不都合が出てくるので気がつくと思います。
気づかない程度のストレスでも俯瞰してみる癖があれば、もしかしたらストレス貯まってるかもって気づくこともあると思います。
特にちょっとの不調程度って、身体のニュートラルを知らない人は気づきにくいと思います。
数字でわかる身体のニュートラルって
身体のニュートラルって言っても常にビシッと一定というわけではないと思います。平均値とその前後の幅があります。
例えば心拍数や血圧。これ秒で変わりますよね。
ただ平常時の平均値というのがあると思います。
安静時の心拍数や血圧の平均値。これが心拍数や血圧のニュートラル。
同じようなものに体温があります。
女性の方が体温を測る人が多いのかもしれませんが、基礎体温というものも平均値がニュートラルになると思います。
これは数字が出るのでとってもわかりやすいですよね。
同じように数字で見えるものに、体重、体脂肪などの体組成情報があります。
これも一日の中で変化があります。体脂肪なんて体重と体水分量が変わるから数パーセント単位で変化があります。
例えば、トイレに行く前と後、体水分量が変わるから違いますよ!
良かったら測ってみてください。
これらは同じタイミングで計測し続けると、ニュートラルが見えてきます。
数字はある程度の幅の中に納まっていればOKですよね。
太ってるとか痩せすぎてるとかという評価の話ではありません。
今は酸素飽和度を気にしている人も多いから、酸素飽和度も含めこの辺りの数字は毎日計測して記録をつけているといいですね。
数字で見えない身体のニュートラル
姿勢も基準となるアライメントのニュートラルがあります。
これお金を掛ければ数字化することは出来ます。
私のパーソナルにはまだ取り入れてませんが、以前某施設で担当していた「自筋力教室」の開始と最終週に姿勢の測定を取り入れたことがあります。
測定会を始める前にも目で見ても姿勢が変化した方は多かったのですが、測定会でアライメントの写真と、基準とのズレを数字でみることが出来ると本人が納得します。
思ったより姿勢の崩れが小さい!
こんなにズレているのか!
意識してやり続けると整ってくるものだね!
etc
ただそこまでしなくてもいつもの自分の身体を意識して観察していればわかるようになってきます!
これは数値化出来ないけれど毎日やっていると違いがわかるニュートラルです。
姿勢が崩れている方ではすでに基準からはズレています。
基準と比べるのではなく、その人の今の姿勢の基準がその人の今のニュートラルです。姿勢が崩れているということはその人の改善課題だと思いますが、ここでいうその人の今のニュートラルとは意味が違います。
美姿勢に整えましょうというときは、姿勢のアライメントのニュートラルに戻すと美姿勢になりますよという改善課題です。
身体がまだ硬くで猫背がニュートラルであれば、その猫背具合がひどくなっていたり、肩や腰などにいつも以上に違和感があるとか、というニュートラルからちょっと今日はズレている状態という風に評価します。
健康に関する調査をいろいろみてみました
ちょっと話が反れますが、健康に関する調査をネットで調べてみました。
その中で1つご紹介するのが、男女の健康意識に関する調査報告(2019内閣府男女共同参画局)
https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/pdf/ishiki_gaiyo.pdf
コロナ禍前の調査なので現在とは変わっていると思いますが、男女の健康意識に関する調査結果をみると、病気ゃけが等の不調についてをみてみました。回答のまとめをを以下に抜粋します。
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例えば全ての回答者に対して、現在抱えている病気やけが等の不調について尋ねた結果を見ると、「便秘」「肩こり」「手足が冷える」は、男性に比べて女性の方が不調としている割合が極めて高い。男性は、「肩こり」「腰痛」「体がだるい」の順で不調を訴える割合が高いが、女性と比較して全般的に不調を訴える割合は低いとあります。
<傷病等に関する状況>
・20~30 代の相当数が月経に関する何らかの不調を感じている。20 代の 64.2%、30 代
の 51.8%が月経痛を抱える。
・40 歳以上の男女を対象に更年期障害に関する症状の有無を尋ねた結果を見ると、女性
の 36.3%(うち、40 代は 37.8%、50 代は 54.2%)、男性の 19.3%(うち、40 代は 18.6%、
50 代は 23.4%)が何らかの更年期障害を抱える。
・ 現在抱える病気やけがについて尋ねると、通院していない人は、「便秘」「肩こり」「手足が冷える」は、男性に比べて女性の多くが不調を訴えている。
2019内閣府男女共同参画局健康意識の調査報告概要より
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ここに書き出した不調って、数値で見えない身体のニュートラルが関係しているような気がしませんか。
生活習慣病ではないけれど
健康意識調査の不調って生活習慣病ではないけれど気になることです。
同じ姿勢を続けることで筋肉が動く部位が少なくて不都合?
身体をあまり動かさないことで動物としてストレスを感じやすくなってる?
通院してなくても感じる不調って動いたら楽になりそうじゃない?
運動の効果として疾病の予防や改善にも効果があるとされています。
疾病の予防・改善と運動
以下 厚生労働省e-ヘルスネット参照
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise-summaries/s-05
生活習慣病の予防については、平成18年(2006年)に厚生労働省が生活習慣病の予防には3メッツ以上で23メッツ・時/週の活動量が必要であるという「健康づくりのための運動基準2006」というものもあります。
生活習慣病とは食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症の原因となる疾患の総称です。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-040.html
生活習慣病というほどではないのが身体の不調といわれるのが、「肩こり」「腰痛」「便秘」「からだのだるさ」「手足の冷え」のような健康調査から見えてきたものです。
運動で楽になる?
身体の不調の原因は人それぞれですよね。
ご自身で毎日ゴロゴロしてるとか、テレワークで身体を動かす機会が減った、同じ姿勢でいる時間が長いなぁなんて思い当たるのなら、身体を動かす機会を増やすと楽になりそうな気がしませんか?
そうそう、やったらいいんだよね~
でしょ~
食事のことは気にするのに、やったらいいと思っているのに、なぜか取り組めない。
不調なんで整体に行きます!
それもいいですね。
はい、じゃそゆことで👋
じゃなくてっ
勝手にハードル上げませんか?
めんどくさいと思っていたら、運動するというハードルを上げている気がします。
どうせ続かない?
なぜ続かないのかな?
やっても誰からも褒めてもらえない?
やっても直ぐに元に戻る?
続かない原因は
続かない原因を一度考えてみましょう。
アナタの続かない原因はなんですか?
もし孤独だ~!誰も褒めてくれない!だったら。
褒めてもらえなくても、自分で自分にご褒美っていう方法もあるし、SNSにやりますって宣言投稿して、何日続きました~褒めて!って投稿するのもアリ!
やってすぐに元に戻るのは、日常が変わっていないからですよね。
いきなり日常を変えるのは難しいから、ここは変えたいと思うまで放置でいいなんじゃないかな。
どこを変えるかっていうと、やったら楽になった!良かった!ですよ。
やったことで一旦リセットボタンを押せたんですよね。
ここでリセットボタン押さなかったら、どんどん楽になるから遠のいちゃいます。
今日もリセットボタン押せた!からスタートしましょ。
問題が現実化しないとなかなか始められない運動。
予防として問題がなくても始めるがやっぱり一番いいと思います。
万が一問題が現実化したから始めるでも、ちょっと残念だけどやらないを選択しなかったんですものOKです。
ただ折角始めたんだったらずっと継続してほしいなと思います。
ダイエットと同じで止めたらまた元に戻ることも多いですし、年齢と共に効果が出るまでに時間が掛かってくることも考えられます。
ずっと健康でい続ける為にも、継続して習慣化することをおススメします。
習慣化するまで1人では難しい。
折角やるんだったら正しい方法を取得したい。
そんなお悩みであれば是非プロを頼ってくださいね。