あんな2年生いた?
こんな2年生はいません
それは私が高校1年の秋。文化祭の校内コンサートの時のこと。
当時の生徒会長がコンサートを見て言った一言。
タンバリンを片手に部員の演奏に合わせて、楽しそうにステップを踏んでいる私を見た生徒会長。
「あんな2年生いたっけ?」と聞かれたと先輩から聞いた話。
先輩「あいつ1年です」
生徒会長「えっ1年なの」
その後どんな反応をだったのか、その後に何か言われたのかは知りません。
本人はチームの一員であるとしか思っていませんし、目立っていたなんて微塵も思っていません。
ただ楽しい~だけ。
もともと運動系だった
子どもの頃から運動が大好き。
遊びと言えば外遊び。
公園の遊具で遊ぶ。
ブランコは立ち漕ぎ。
シーソーはギッコンバッタン激しく。シーソーの上を歩いて移動。
ジャングルジムで追いかけっこ。
鉄棒はグルグル。
近所の低いブロック塀の上を両側から歩いてじゃんけん。
※今だと幼稚園とかで平均台使ってやりますよね。
家の廊下の壁を両手足伸ばして天井目指して上り。
木登りもすれば、野球にかけっこ。自転車で探検。
まぁね今みたいにゲームもないし、思い切り遊ぶとなるとどの子も同じ。
外遊びが苦手な子は、本を読むかお人形遊びやおままごと。
たまには女の子ぽい遊びもやりましたが、いつも男の子と一緒に走り回っていました。
多分生まれつき野生児?
音楽は好きだけど
音楽は幼稚園のときに音楽教室に入れてもらい、オルガンを弾くところからスタート。
そのまま小学生までピアノとボイストレーニングに通わせてもらいました。
辞めた理由はピアノの練習よりも、外で遊ぶ方が好きだったから。
課題一曲終わるのに何か月も掛かるようになっていました。
また小学3年の時に親が脱サラして自営業を始めて、母親も手伝いに行くようになったので、練習しないことをうるさく言う人がいなくなったからというのが本当のところかも。
でも音楽は大好きというのは変わらなかったのですが、高校で部活を始めるまで自分で楽器を扱うことはありませんでした。
たまたまパーカッション
部活に見学に行って入部を決めたのがタイミング的に少し遅かったので、残っているパートがパーカッションしかなかったんです。
本当はフルートがやりたかったんですよね。
ちょっと悩んだんですけど、どこか部活に入りたかったので、パーカッションでもいいやとワクワク期待もないまま入部。
中学の時のブラバンのイメージは、運動音痴でインドアな子が集まって、楽しいんだかどうだかわからない、あのロングトーンばかりやってる部活。
ファーーーーーっファーーーーーーっ、ファーソーラーシードー、、、
音楽の楽しい演奏よりも基礎練習しているイメージしかなかったので、まったく興味が湧かなかったんですよね。
運動部だった
ところが実際入部してわかったのが、ブラスパートは曲練習のまえに行う基礎練習は音出しの前に腹筋やるんです。
パーカッションはプッシュアップに肩のトレーニングは必須。
リズムパートなので筋力無いと一定のリズムを維持できないんですよ。
パーカッションは楽器の種類も多いし、演奏会などで一旦音楽室以外へ出ととなると、3階にある音楽室から楽器の運び出しがあります。
その後も会場での運搬、終了後学校に戻って音楽室への運搬。
さすがにドラムセットやティンパニーは男子がやってましたが、他にも大きなもの重たいものもあるし、階段を行ったり来たりするわけです。
パーカッションって筋力体力ないとやれない楽器だと思いました。
ブラスバンドは文化部だけど、パーカッションは運動部。
そんな運動部パーカッションでしたが、ポピュラー曲だとタンバリンを持ってリズムを刻みながら、ステップを踏む曲もあります。
もともと音楽を聴くと勝手に歌ったり踊ったりするような、弾けた子どもだったので、タンバリン担当になった時は楽しくて仕方がありませんでした。
そのな私の姿を観た生徒会長が「あんな2年生いた?」
1年生にとって文化祭は初ステージです。
同級生がどうだったかはわかりませんが、初ステージに緊張することもなく、伸び伸び楽しそうにしている1年生なんて考えられなかったんでしょうね。
もし生徒会長に直接「君2年何組?」と聞かれたら、「2年じゃありません。1年ですが何か?」とすました顔で答えていたかもしれません。
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