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ロンドン・ナショナルギャラリーのゴッホの特別展覧会に行った話

はじめに

先日研究室の同僚に誘われて、ロンドン・ナショナルギャラリーで開催されているゴッホの展覧会に行ってきました。

展覧会の詳細はこちら
Van Gogh: Poets and Lovers
https://www.nationalgallery.org.uk/exhibitions/van-gogh-poets-and-lovers

"once-in-a-century exhibition(世紀に一度の展覧会)"らしいです。
また、2枚のゴッホのひまわりを一度に見ることができます

フィラデルフィアミュージアムから出張してきたゴッホのひまわり


私は正直、美術館に行くことにとても興味があるタイプではなかったのですが、その同僚と過ごすのが好きなので喜んでついていきました

その結果、自分が想像した以上にとてもおもしろいなと思ったので素人ながら感じたことを少しだけ残したいと思います。



展覧会の雰囲気

この展覧会はロンドン・ナショナルギャラリーの会員でなければ、なかなかチケットがとりづらいようです。

それもあってか、あまり混雑していない環境でゆっくりと作品を見ることができました。
作品の横に並んで記念撮影をするというのも無理なくできるくらいの環境でした。

私は行ったことがないのですが、美術館によってはかなり遠くからしか見られない作品も多いとききます。(ルーブル美術館のモナリザがそう?)

しかし、このゴッホの展覧会ではかなりの至近距離から教科書に掲載される61点の名画を見ることができます。

最後にはこの展覧会のためのショップが設置されています


(感想)絵をみながら歴史を学ぶような感覚になれる

私はこれまで一人の画家にフォーカスをあてた展覧会に行ったことがありませんでした。

今回、ゴッホの展覧会に行ってみて、ゴッホのその時代その時代の作品を一つずつ作品に込められた意味を理解しながら鑑賞することは、ゴッホの生きた時代を追体験しているようだと感じました。

特にゴッホは彼の弟との膨大な手紙の中で、当時なにを思っていたのか、どういう思いを作品に込めているのかということを詳細に書き残しています。

つまり、その作品に込められた思いの"正解"がはっきり残っているのです。

鑑賞者に捉え方が委ねられている作品とは一味ちがいます。


私は歴史を学ぶのが好きで、特に海外の古城を実際に訪れて、その場所の歴史を学ぶことが大好きです。
このゴッホの展覧会は、まさに私がお城を訪ねるときと同じ感覚をもたらしてくれました。

勿論作品そのものもとても美しいですし、至近距離からみることで、こんなにも立体的に画材が積み重ねられていたのだなぁと感心しました

そして、この展覧会で過ごした時間は大切なイギリスの同僚との思い出になりました。

ロンドン・ナショナルギャラリーのゴッホ展おすすめなのでぜひ訪れてみてください。


展覧会で撮った作品の写真

ゴッホの自画像
'Starry Night over the Rhône', 1888
黄色い家のゴッホの部屋
Van Gogh's Chair
ロンドン・ナショナルギャラリーのゴッホのひまわり



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