ストレスを緩和させる方法（サブモダリティチェンジ）
どうもNLPコーチのたっちーです。
ストレスが溜まっているときあなたはどんなイメージを持っているでしょうか？
人間関係で悩んでいたり、環境に苦しんでいたりするかもしれません。そして、そのストレスは苦手な相手がいない自宅や苦しくない環境でも身体感覚として感じているかもしれません。
私達人間は実際に五感で受けった情報を基に脳が作り出す無意識のイメージ（思い込み）によって、五感情報を受け取っていない時間も五感情報を受け取っているときと同じ身体感覚を反応として再現します。これが苦手な相手がいないときも苦しい原因です。
この状態から抜け出しストレスを緩和する方法をご紹介します。今回ご紹介する方法はNLPという心理学のスキルと1つで「サブモダリティチェンジ」と言います。
1. サブモダリティチェンジとは
人は五感情報を基に自分の世界、イメージを作ります。同じものを見て、触れて、嗅いで、聞いていても人の感じ方はそれぞれ異なります。これは生まれてから今まで体験してきた五感情報が異なるため、人それぞれ作り上げてきた価値観やプログラムが異なるためです。
ストレス状態はある五感情報Aに対して、ストレスがある身体感覚Bを作り出すというプログラムが働いている状態といえます。今回ご紹介するNLPスキル「サブモダリティチェンジ」は五感情報の質（サブモダリティ）を変え、ストレスを感じている身体感覚を緩和するスキルになります。
五感情報の質とは、以下のようなものです。
【視覚のサブモダリティー】
色、形、明るさ、彩度、動き、距離、位置
【聴覚のサブモダリティー】
音の大きさ、音程、音のスピード、リズム、音の聞こえる位置
【体感覚のサブモダリティー】
温度、湿度、感触、重さ、圧力
これら五感情報の質を頭の中で自由に調整し、ストレス状態の身体感覚を緩和させます。
例えば、仕事でミスをして苦手な上司に怒られてしまったときを思い出してみてください。その時感じる身体感覚をどっぷり感じてみてください。目の前には何がみえるか？周りの音はどうなっているか？身体の感覚はどうか？
十分にストレス状態を思い出せたら次に上司を小さくしてみたり、声を高くしてしたり、色を白黒にしてみたり変化させ、自分の身体感覚が変わり楽になる状態になるまで自由に五感情報を変化させてみてください。身体感覚が変われば成功ですので、その時のイメージをよく覚えて繰り返し練習してみて下さい。
2.ストレスが低減しない場合はどうするか？
サブモダリティチェンジを使ってもストレスの根本原因がなくなるわけではないので、ストレスが完全になくならなくても心配しないで下さい。ストレスの根本原因、根っこをなくす方法は別の機会に紹介したいと思います。
サブモダリティチェンジが上手くいかずストレスが減らない場合は1度その場から離れてディソシエイト（傍観者視点）でストレスを感じている自分、ストレスを生んでいる出来事を眺めてみて下さい。
ディソシエイトの方法については下記の記事を参考にしてみて下さい。
ディソシエイトして、ストレスを低減できなかった自分が目の前にいることを想像してアドバイスしてみて下さい。何か解決のヒントが得られるかもしれません。このときポイントになるのが、よく観察するということです。ストレスの低減に失敗した自分の表情やストレスを生んでいる出来事の状態など、よく観察し、解決のヒントを探してみて下さい。
3.おわりに
ストレスは過度に反応しすぎるとつらい状況を生んでしまいますが、適度なストレスは自分を成長させることに繋がります。ストレスを利用できるようにサブモダリティチェンジを練習してみて下さい。
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