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メキシコ 〜メキシコ民藝〜

2025年1月19日から2月1日の14日間、メキシコのメリダ・オアハカ・グアダラハラを訪問。
各地に残るメキシコ民藝の美しい文化に触れた。

ゲレーロ州の甕、民藝味たっぷり

旅の準備

Visaの取得

滞在日数が180日以内であれば不要。

航空券の取得

https://www.aeromexico.com/jp-jp

アエロメヒコ航空で成田-メキシコシティの直行便を予約(往復20万円)
・3辺158cm以内/25kg以内の荷物を2個まで無料預入可能
・手荷物は、55x40x25kg以内、10kg以内で1個

宿泊場所の予約

Booking.comで人気のホステルを予約。
メキシコのホステルは、宿泊者のためのイベント(バー巡り・ウォーキングツアー・料理教室など)が充実しているので、1人で宿泊してもすぐに友人ができて楽しい。

両替

いつも通り、クレジットカードのキャッシングを利用したが、銀行によってレートが違うので注意。Scotia Bankはかなりレート悪い。BBVAかSantander銀行を利用した。

メリダ

・よく清掃されていて清潔感がある。
・朝食は毎日少しずつ変えるほどこだわっていて良い。
・町の中心地まで歩いて15-20分なので少し遠い。

オアハカ

・部屋や共有スペースにアートがあり、洗練されている。
・朝食もフレッシュジュースやアボカドトーストがあり、グッド。
・市内まで歩いて10分で立地も良い。

グアダラハラ

・グアダラハラの宿泊先はChapultepecエリア一択。質の高いカフェやレストランがたくさん。
・朝食はしょぼい。

simカードの購入

電話を使いたかったので、e-simではなく、コンビニのOXXOでsimカードを購入。(15GBで5,000円くらい)
通信速度は問題ない。快適に使えた。
*simカードを取り出すための針みたいなやつを忘れないように注意

アプリのダウンロード

交通系アプリとしては、Didiが利用可能。
事前にクレジットカードを登録し、現金決済ではなくクレカ決済にした方が、お釣りのやり取りなく便利。

出産を祝うナシミエントという人形セット

旅行中の役立ち情報

安全対策

メリダ:とても平和
オアハカ:平和だが流石に真夜中に一人で歩かない方が良い
グアダラハラ:繁華街は平和。裏通りを夜に一人で歩かない方が良い
(薬やってる人がちらほら)
メキシコシティ:かなり治安悪い。メトロやバスの利用は控え、基本タクシー移動を推奨。

買い物

アフリカや中東と違って、実店舗の商品は値引きのない定価であることが多い。市場などは値引き依頼可能だが、20-30%引きが最大な感じ。

タクシー

・空港ではDidiの利用不可。大体空港から5-10分歩いた場所まで移動すると、Didiを利用可能。(歩きたくない場合は荷物ピックアップ後にあるタクシーカウンターで手配すると良い。タクシーカウンターは、Didiの2倍くらいの値段。)
・空港からDidiに乗ることはできないが、Didiから降りることは可能。(ただし、メリダは降りることもできなかった=5-10分歩く場所で降ろされた)

バス

・現金払い可能(9.5ペソ)@オアハカ、グアダラハラ
・メリダは専用カードを買わないとバスに乗車不可(専用カードはoxxo等のコンビニで購入可能)

飛行機

・メキシコ国内は格安航空会社のVolarisを利用するのがおすすめ。(1-2万円/片道)
・手荷物も20kgまで、預け荷物も25kgまで可能。
(メキシコは荷物の重さに関するチェックが緩い。超過しても何も言われない。)
・空港の荷物パッキング(荷物にビニールをぐるぐる巻いてもらうやつ)は高い!(500ペソ)空港到着前にどこかでパッキングすることを推奨。
・チェックイン(荷物預け入れ)カウンターは出発1時間前にクローズ。

メリダのハンモック製造現場

メリダ (Merida)

ティスココブ (Tixkokob)

・ハンモックも色々種類があるが最高級は「Crochet」。とにかくきめ細かく、丁寧な手仕事が一瞬でわかる一品。
・生産地はメリダから車(colective=乗合バス、30ペソ)で1時間弱の町、ティスココブ。
・価格は2,800ペソが相場。驚いたことにメリダ市内の商店と、ティスココブの製造業者で価格が同じだった。製造工程を見たい方、また沢山の種類を見てから購入を決めたい方はティスココブまで行く価値あり。
*Crochetは2-3ヶ月の手間がかかり、需給もあってないことから、店によっては取り扱っていないところも多い。数年後には無くなってしまうかもしれない。

Santo Tomás Jaliezaの織物

オアハカ (Oaxaca)

オアハカはとにかく街中よりも周辺の村が面白い!各村でそれぞれ異なる伝統工芸品を製作。

Santo Tomás Jalieza

織物の村。最高級は写真の手織りのベッドカバー。
鹿、猿、ラマ、ダンサンテが織り込まれているのが特徴。

Santa Ana del ValleとTeotitlán del Valle

絨毯の町。とても美しいが、やはりイランの絨毯を知っていると、ちょっと物足りない。(結局何も買わず)

Santa Maria Atzompa

陶器の緑が美しい町。まずは、町内の工芸品展示場に行く。
町内の作家の作品が全て見られ、作家の連絡先も書いてあるので、気に入ったものがあれば工房まで行くと良い。

Manuel Jimenez@Arrazola

alebrijesの元祖。個人的にはJacobo & María Ángelesよりこちらの方が商業的でないし、質も高くて良いように感じた。

Santa Maria Atzompaの陶器

グアダラハラ

今回の最大の目的は13世紀に皇帝が使っていたエキパルチェアを購入すること。市内の工房を5箇所まわり、一番良い工房を見つけた。やはり職人技なので、各工房により座り心地が違う。自分のお気に入りを探すと良い。
*ネット検索すると「Imperial」という会社が出てくる、Tonalaにギャラリーを持っていて、工房のあるZolacolaまで行かずに済んだが、正直他の小さい工房の方が質と価格が良かった。
https://www.instagram.com/reel/DFc6j_-Ov06/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

・カンゾウ、ローズウッド、ヤシの木を椅子の部位によって使い分けている。全てメキシコ産。
・着席部分の皮は豚革。

購入したエキパルチェア

その他役立ち情報

・グアダラハラとメキシコシティは、とにかく交通渋滞がすごい。通常20-30分で着く経路も一度事故が起こると60分以上かかるので、国際線は3時間前、国内線は2時間前に空港に到着するよう計画した方が良い。
・メリダはオアハカとグアダラハラに比べるといまいち活気がない。気になって地元紙を読んでみたところ、地元政府が町の景観の維持にお金を使えていないらしい。建物の壁の色が剥がれていたり、市内の一等地の家が売りに出されていたりした。
・タコスなどストリートフードもかなり食べたが、一度もお腹の調子が悪くなることはなかった。
・基本的に英語は通じない。スペイン語を多少話せないと、いろいろ支障ありそう。

メキシコシティで購入したゲレーロ州の仮面

まとめ

エキパルチェアに興味があって、訪問したメキシコ。やはり若者はモダンアートへの関心が強いようで、織物・陶器・木工などの伝統工芸がうまく時代に合って残っていってくれることを願う。

個人のIG https://www.instagram.com/oji_japon/
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 https://www.instagram.com/bunkei_japan/
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