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NLCS Kobeのnote、始めます。


【English follows Japanese.】
2025年8月、英国IBトップ校「North London Collegiate School Kobe(NLCS Kobe)」が開校します。
本校を手掛けるのは、英国ラグジュアリーカーの正規ディーラーを関西・名古屋エリアで多数展開する八光エルアール株式会社。この度「NLCS Kobe」の開校に向けての取り組みや、日本校独自カリキュラムも採用する教育の考え方、想いを発信する公式noteを開設しました。
初回は、池田浩八代表にインタビューし、なぜカーディーラーが教育分野に取り組むのか、開校にかける思いをライターの片桐がお聞きしました。

池田 浩八/八光エルアール株式会社 代表取締役

1977年大阪府⽣まれ。慶応義塾大学卒業後、外資系コンサルティングファーム、ネットベンチャー取締役を経て、八光エルアール株式会社入社。英国ラグジュアリーカーの正規ディーラー運営とともに、2023年にはイノベイターのサードプレイス「ESC Garage&Club」を開業。ハイエンド層に向けたさまざまなサービスを展開している。

興味・関心を学びの入り口に

―八光エルアールのメイン事業は、アストンマーティンやジャガー、ランドローバーなど、英国のラグジュアリーカーの正規ディーラーですが、なぜ今回インターナショナルスクールを開校することにしたのでしょうか?
弊社は「COLOR OUR LIFE(人生に彩りを)」をパーパスに掲げ、車に限らず、人生に彩りを与えるさまざまなサービスを世の中に提供していきたいと考えています。その一つのアプローチとして、英国の名門校「NLCS」を神戸の六甲山に誘致することにしました。
 
―「NLCS」とはどんな学校ですか?
英国にある国際バカロレア(IB)認定校のトップで、卒業生の18%がオックスフォード大学やケンブリッジ大学、アイビーリーグなどの名門大学へ進学し、40%以上が世界トップ20の大学に進学しています。また済州やシンガポール、ドバイなどに海外校があり、他の世界のトップ校と圧倒的に違うのはそれぞれの学校が設立校に負けないレベルを維持している点も特徴です。もっと言うと、それぞれの海外校が単なる海外校という位置づけではなくて、その国ならではの個性を持っているのも魅力です。

―どんな教育を受けられるのでしょうか?
探求型の教育プログラムで、シンプルに言うと、自分の興味・関心を掘り下げた上で必要な科目を学ぶといったイメージです。自分が何をしたいのか、自分の意志と向き合いながら学びを深めていくだけでなく、スペシャリストを招いた授業や課外のアクティビティも豊富です。これだけ聞くとラフな印象を持たれるかもしれませんが、「NLCS」は名門と言われるだけあって、そうやって意味を理解した上でがっつり勉強もします。

―なるほど。でも興味・関心を入り口にすることで、その先の勉強への向き合い方が変わりますよね。
そうなんです。答えが明確にない今の時代、年表を覚えているだけでは生き抜いていけませんよね。私も済州の学校を訪問して、高校一年生の子たちに校内を案内してもらったのですが、一人は外交官になるため、もう一人はシリコンバレーでIT会社を起業するために必要な勉強をしていると話してくれました。高校生のうちから明確な関心を持ち、目標に向かって進む姿に感銘を受けましたね。ただ、それが正解とも思っていません。それらは一つの選択肢であって、多様な選択肢に触れることが重要なことだと思っています。

機会と選択肢を増やしたい

―人生に彩りを与えるものとして、数あるジャンルの中でも「教育」に着目された理由は?
きっかけとなったのは自分自身の体験です。私はインターナショナルスクールに通ったことも、留学した経験もありません。慶應義塾大学を卒業し、コンサルやベンチャー企業を経てこの業界に入りました。日本の一般的な価値観の中では、いわゆるエリートコースだったと思います。しかし、欧米のディーラーたちと会議の席で一緒になった際、発言力のなさを痛感しました。同じ土俵で勝負するには、早い段階からグローバルな教育を受け、世界に触れておく必要がある。もっと言うと、これからの時代はエリートである必要性はなく、自分の価値観をしっかり持つこと。それが大事なのだと思います。

―ジャガー・ランドローバー・ジャパンの最優秀リテイラー賞や、アストンマーティンのアジアパシフィック・ベストディーラー賞を受賞するなど、世界的にも高い評価を受けている八光エルアールですら、足りないと感じてしまうのですね。
実績を評価していただけるのは非常にありがたいことで、社員一同の努力の賜物であり、私自身の誇りでもあります。ただ本当の意味で世界で評価されるためには、結果だけでは足りないんです。先ほどと逆のことを言うようですが、ここで大きな要因となるのは“名門校コミュニティ”なんです。

―“名門校コミュニティ”とはどういうことでしょうか?
ラグジュアリーカーを扱う欧米のディーラーたちは、世界を股にかけて複数の事業を展開しているような優秀な人材ばかりです。また、彼らは同じ名門校の出身や元同級生であることが多く、強固なコミュニティができあがっています。そこに分け入って強いポジションを取るのは非常にハードルが高い。また、そうした名門校の出身者は世界中にあらゆるネットワークを持っているため、圧倒的に機会や選択肢が多いんです。

私にも、海外の名門校を卒業して香港とロサンゼルスでビジネスを展開している友人がいますが、彼には世界中に元同級生がいて、私がどこかの国に行く際には、毎回現地の友人を紹介してくれます。その人たちもみんな大きなビジネスや社会的な意義のある活動に携わっているので、とても有意義な情報交換ができます。極端な話、勉強ができることよりも、世界中に友だちをつくることの方が重要なのかもしれません。こうした経験から、日本に住む子供たちが世界的なステージに立つためには、新たな教育の起点をつくらなければいけないと感じました。

日本の価値を再認識する必要性

―誘致場所を神戸・六甲山にした理由を教えてください。
海外の名門校を誘致するのは難易度が高く、関東圏で増え始めてはいますが、まだまだ数は少ない状況です。今回「NLCS Kobe」を新設することで、弊社が関西圏誘致の先駆けになりたいと考えました。また「NLCS」の海外校はどれも街中にあるので、六甲山の豊かな自然が世界を見ても強力なアドバンテージになると思っています。ネットワーク開発の担当者も景観の美しさに感動して「世界トップレベルの学校をつくるのにふさわしい環境だ」と言ってくださいました。校舎の設計は、八光カーグループのホテル事業「六甲山サイレンスリゾート」を手がけた世界的建築家のミケーレ・デ・ルッキさんが担当します。ミケーレさんもこの学校の意義と六甲山の景色を見て、プロジェクトに協力したいと言ってくれました。それだけこの六甲山には大きなポテンシャルがあるんだと思います。

―「六甲山サイレンスリゾート」は旧六甲山ホテルをミケーレさんが修復し、新たなリゾート地として再生した事業ですよね。一体何があったのでしょうか?
旧六甲山ホテルは100年近く前に建てられた歴史的価値の高い建築で、老朽化のために長い間閉館していました。その傷み具合を見たミケーレさんが「こんなに素晴らしい自然の中に、こんなに素晴らしいものを放置して、日本人は何をしているんだ!」とすごく怒っていて(笑)。身近すぎて当たり前になっている日本の素晴らしさを、改めて見つめ直す必要があると感じましたね。
 
先程コミュニティのお話をしましたが、もう一つ、私が感じた課題の背景にはアイデンティティの問題も絡んでいると思っています。優秀な人材のコミュニティに参加するためには、個人として、また日本人としての強いアイデンティティが必要です。確固たる信念を持ち、自分の主張を明確に伝えられなければ、リーダーとして認めてもらうことはできない。私たちが海外の方と話をすると、必ずと言っていいほど日本のことを聞かれますよね。でも、意外と語れなかったりしませんか?

―そうですね。逆に外国人の方が詳しい場合も…。
そうなんです。私たち以降の世代は欧米化された生活様式の中で育ってきたので、日本の伝統的な文化にあまり触れていないんですよね。そんなわけで私も少し前から盆栽と茶道を始めました。

―御社は西陣織ブランド「HOSOO」代表の細尾真孝さんや、盆栽師の小島鉄平さんなど、日本の伝統文化に携わる方々とディーラー・アンバサダー契約を結んでいらっしゃいますよね。ここにもアイデンティティに対する思いがあるのでしょうか?
そうですね。伝統的な西陣織の織機は32cm幅ですが、細尾真孝さんは世界の標準生地幅である150cm幅の織機を独自に開発し、各国の「Christian Dior」の店舗内装に採用されたことで一躍有名に。トップメゾンのテキスタイルにも「HOSOO」の西陣織が使われるようになりました。

小島鉄平さんは盆栽とストリートカルチャーを掛け合わせた革新者で、コラボイベントとして開催した昨年の展覧会では、来場者のほとんどが20〜30代の若い世代でした。クライアントにはハリウッド俳優やアラブのロイヤルファミリーもいるそうです。

彼らに共通しているのは、伝統文化を再解釈してゲームチェンジした点。ここに日本を元気にするカギがあると思っていて、「NLCS Kobe」でも、日本の文化やアイデンティティの素晴らしさを伝えるカリキュラムを組む予定です。

―具体的にどんなカリキュラムを想定されていますか?
茶道や禅、仏教を学べる内容を検討しています。私の友人ベースにはなりますが、清水寺住職の大西英玄くんや森清顕くん、建仁寺僧侶の伊藤東稜くん、妙心寺僧侶の松山大耕くん、勝尾寺副住職の小嶋隆文くんなど、同世代の仲間たちがオピニオンリーダーとして活躍しているので、彼らのような人に講師になってもらえればと思っています。

 ―ご自身の人脈を活用されるという点は、先程のコミュニティのお話とも通じる部分があります。八光エルアールならではの付加価値と言えるのではないでしょうか?
確かにそうですね。彼らはみんな留学経験があり、英語も堪能です。海外生活も経験した上で自分たちの文化やアイデンティティを追求しているので、子供たちも多くのことを学べるのではないかと思います。

子供たちの未来に一石を投じる

 ―「NLCS Kobe」の開校で、周辺地域にはどんな影響があると思いますか?
確実に街のバリューアップにつながると思っています。海外赴任者の大きな関心事は自分の子供が現地でどんな教育を受けられるかであり、これまでは関西にトップレベルのインターナショナルスクールがなかったため、高度人材を獲得しづらいという課題がありました。「NLCS Kobe」ができることで、日本国内に限らず、世界各国からの人口流入が見込めるとともに、さまざまな国籍の人が同じ地域で生活することによって、街の環境もグローバルに進化していくのではないかと思っています。

―開校までの具体的なスケジュールを教えてください。
まず2025年に六甲アイランドシティの「Asia One Center」に小中学校を開校します。そして2028年に六甲山・国立公園内に本キャンパスとなる校舎を新設し、中高一貫のボーディングスクールを開校。プリスクール・小学部についても、2028〜2030年までの移行を計画しています。
 
―今後の展開が楽しみですね。では最後に、浩八代表が描く日本の未来の理想像とは?
超高齢社会の今、介護人材の確保や健康寿命の延伸が急務ですが、それと同じくらい、教育環境のグローバル化も一刻を争うミッションだと私は考えています。

経済協力開発機構(OECD)加盟国の学生たちに学習到達度調査を行ったところ、日本人のリテラシーは非常に高いことがわかりました。一方で、試験の計算問題を解くことは得意だけれども、それらを実生活で活用したり、新しいことを創造する力については課題があるという結果も出ています。

これからの日本を支えるためには、自ら問いを立て、答えを創造する力を育む探求型教育が必要です。一朝一夕のテーマではありませんし、私が生きている間にできることもそう多くはないかもしれませんが、それでもまずは一石を投じることが重要です。

ただ、私たちはあくまで選択肢を提供するだけであって、何を選び、どう実現していくかは子供たち次第。大人の理想に導くのではなく、自由に日本の未来を描いてくれたら嬉しいですね。そして一人でも多くの子供たちが世界に羽ばたき、見たことのない景色に出会えることを願っています。

7月に行われた「NLCS Kobe」開校の記者発表会の様子

*同記者発表会にて、浩八代表と東京大学教授・慶應義塾大学特任教授 鈴木寛さんによるトークセッションが行われました。併せてご覧ください。

今後もこのnoteでは「NLCS Kobe」の教育理念や価値観、各種イベントや2028年オープンの校舎建築の裏側など、さまざまな情報をお届けしていきます。どうぞお楽しみに!

●HP https://nlcskobe.jp/
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Hakko LR Co., Ltd., which operates numerous authorized dealerships of British luxury cars in the Kansai and Nagoya areas, will open the UK's top IB school, North London Collegiate School Kobe (NLCS Kobe), in August 2025.
To this end, Hakko has launched an official ‘Note’ to share the efforts leading up to the opening of NLCS Kobe, as well as their educational philosophy and thoughts, which will also create a unique curriculum integrating Japanese into the International school.
In the first installment, writer Katagiri interviewed CEO Kohachi Ikeda, asking him why a car dealership is entering the education sector and his thoughts on opening the school.

Kohachi Ikeda / CEO of Hakko LR Co., Ltd.

Born in Osaka Prefecture in 1977. After graduating from Keio University, Mr Ikeda worked for a foreign consulting firm and an internet venture company as a director before joining Hakko LR Co., Ltd. In addition to operating an authorized dealer for British luxury cars, he opened a third place for innovators, "ESC Garage & Club," in 2023. He offers a variety of services aimed at the high-end demographic.

Turning interest into a gateway to learning

−Your company's main business is as an authorized dealer of British luxury cars such as Aston Martin, Jaguar and Land Rover, so why did you decide to open an international school now?
Our company's mission is "COLOR OUR LIFE," and we want to provide not only cars but also various services that add color to people's lives. As one approach to this, we decided to invite the prestigious British school "North London Collegiate School (NLCS)" to Mount Rokko in Kobe.

−What kind of school is "NLCS Kobe"?
It is the top International Baccalaureate (IB) accredited school in the UK, with 18% of graduates going on to study at prestigious universities such as Oxford University, Cambridge University in the UK Ivy League universities in the USA, and over 40% going on to the world's top 20 universities. The NLCS Family of Schools includes international schools in Jeju, Dubai and Singapore,with other locations planned. Each of the international schools maintain an academic level that is just as high as the Founding School.

−What kind of education can I receive?
It is an inquiry-based educational program, and roughly speaking, you learn the necessary subjects after digging into your interests and concerns. Since you deepen your learning while thinking about who you are and what you want to do, there are plenty of classes with specialists and extracurricular activities. This may sound casual, but "NLCS" is a prestigious school, so you study hard.

−I see. But if you start with interest, it will change the way you approach your studies going forward.
That's right. In this day and age where there are no clear answers, you can't survive by just memorizing timelines. I also visited the Jeju school and was shown around the school by first-year high school students. One of them told me he was studying to become a diplomat, and the other told me he was studying to start an IT company in Silicon Valley. I was impressed by how they had clear interests and were working towards their goals even as high school students.

Increase opportunities and choices

−Why did you choose "education" out of all the genres that can add color to life?
It all started with my own experience. I have never attended an international school or studied abroad. After graduating from Keio University, I worked as a consultant and at a venture company before entering this industry, but when I sat in a meeting with Western dealers, I realized how little I had to say. To compete on the same level, I needed to receive a global education and be exposed to the world from an early stage. I think that feeling of inferiority was the driving force behind this business.

−Even though your company, which is highly regarded worldwide, having received awards such as Jaguar Land Rover Japan's Best Retailer Award and Aston Martin's Asia Pacific Best Dealer Award, you still feel inferior?
I am very grateful to have our achievements recognized, as it is the result of the efforts of all our employees and is something I am very proud of. However, to be truly recognized, results alone are not enough. This is because the main factor here is the "prestigious school community."

−What does it mean to be a “prestigious school community”?
Western dealers who handle luxury cars are all talented people who are running multiple businesses around the world. They are often graduates of the same prestigious school or former classmates, and a strong community has been formed. It is very difficult to break into that community and gain a strong position. Also, graduates of such prestigious schools have various networks all over the world, so they have overwhelmingly more opportunities and options.

I also have a friend who graduated from a prestigious school overseas and is doing business in Hong Kong and Los Angeles. He has former classmates all over the world, and whenever I go to a country, he introduces me to his local friends. Since these people are all involved in big business, we can exchange very meaningful information. To put it bluntly, it may be more important to make friends all over the world than to be able to study. From these experiences, I felt that we needed to create a new starting point for education in order for children living in Japan to stand on the global stage.

The need to reaffirm Japan's values

−Please tell us why you chose Kobe and Mount Rokko as the location for the event.
It is difficult to attract prestigious overseas schools, and although the number is beginning to increase in the Kanto region, the number is still small. By establishing "NLCS Kobe", we hope to be a pioneer in attracting schools to the Kansai region. In addition, since all of "NLCS"'s Family of schools are located in urban areas, we believe that the rich nature of Mt. Rokko will be a strong advantage. The person in charge of network development was also impressed by the beauty of the scenery and said, "It's a suitable environment for building a top-level branch school." The school building will be designed by architect Michele De Lucchi, who also worked on the Hakko Car Group's hotel business "Mt. Rokko Silence Resort."

−"Rokkosan Silence Resort" is a project where Michele restored the former Rokkosan Hotel and saw it’s rebirth as a new resort. What on earth happened?
The former Rokko Mountain Hotel is a valuable historical building built nearly 100 years ago, but it had been closed for a long time due to deterioration. When Michele saw how deteriorated it was, he was very angry and said, "What are the Japanese doing, abandoning something so wonderful in such beautiful nature!". I felt that we needed to take a fresh look at the wonderful things about Japan that are so familiar to us that we take for granted.

I mentioned the community earlier, but I also think that the inferiority complex I felt was also related to the issue of identity. In order to participate in a community of talented people, you need a strong identity as an individual and as a Japanese person. If you cannot have firm convictions and clearly express your opinions, you will not be recognized as a leader. When we talk to people from overseas, they almost always ask us about Japan. But do you find it surprisingly difficult to talk about it?

−That's true. On the other hand, there are also cases where foreigners are more knowledgeable than you.
That's right. The generations after us have grown up in a Westernized lifestyle, so we don't have much contact with traditional Japanese culture. That's why I recently started bonsai and the tea ceremony.

−Your company has signed dealer/ambassador contracts with people involved in traditional Japanese culture, such as Masataka Hosoo, president of the Nishijin-ori brand "HOSOO," and bonsai master Teppei Kojima. Is this also based on your thoughts about your identity?
That's right. Traditional Nishijin-ori looms are 32cm wide, but Hosoo independently developed a loom that was 150cm wide, the global standard fabric width, and became famous when it was used for the interior decoration of Christian Dior stores around the world. HOSOO's Nishijin-ori is now also used in textiles for top fashion houses.

Kojima is an innovator who combines bonsai with street culture, and at last year's exhibition, which was held as a collaborative event, most of the visitors were young people in their 20s and 30s. His clients include Hollywood actors and Arab royal families.

What they all have in common is that they have reinterpreted traditional culture to change the game. He believes that this is the key to revitalizing Japan, and he plans to create a curriculum for "NLCS Kobe" that conveys the beauty of Japanese culture and identity.

−What kind of curriculum do you have in mind?
I am considering content that will allow me to learn about the tea ceremony, Zen, and Buddhism. I would like to have people of my generation who are active as opinion leaders, such as my friends, including the head priests of Kiyomizu-dera Temple, Onishi Eigen and Mori Kiyoaki, the monk of Kennin-ji Temple, Ito Toryo, the monk of Myoshin-ji Temple, Matsuyama Daiko, and the deputy head priest of Katsuo-ji Temple, Kojima Takafumi, as lecturers.

−The point about utilizing your own network is something that is also connected to what you said earlier about communities. I think that this is an added value that is unique to your company.
That's certainly true. They all have experience studying abroad and are fluent in English. They have experienced life abroad and are pursuing their own culture and identity, so I think the children can learn a lot from them.

Making a difference in the future of our children

−What impact do you think the opening of "NLCS Kobe" will have on the surrounding area?
I believe it will definitely increase the value of the city. One of the major concerns of people working overseas is what kind of education their children will receive locally, and until now, there have been no top-level international schools in the Kansai region, making it difficult to recruit highly skilled personnel. With the establishment of "NLCS Kobe," we can expect to see an influx of population not only from within Japan, but from all over the world, and I believe that with people of various nationalities living in the same area, the city's environment will also evolve into a more global one.

−Can you please tell me the specific schedule for the opening of the school?
First, an elementary and junior high school will open at the Asia One Center in Rokko Island City in 2025. Then, in 2028, a new school building will be built as the main campus in Mount Rokko National Park, and a boarding school with a combined junior and senior high school will open. The preschool and elementary school departments are also scheduled to transition between 2028 and 2030.

−I'm looking forward to seeing how things develop in the future. Finally, what is the ideal vision for Japan's future that Managing Director Ikeda envisions?
In today's rapidly aging society, securing nursing care workers and extending healthy life expectancy are urgent issues, but I believe that globalizing the educational environment is also an equally urgent mission.

A study of students from member countries of the Organization for Economic Cooperation and Development (OECD) revealed that Japanese literacy is very high. On the other hand, the results showed that while they are good at solving calculation problems in exams, they have issues with using them in real life and creating new things.

In order to support Japan in the future, we need inquiry-based education that cultivates the ability to ask questions and create answers. This is not something that can be achieved overnight, and there may not be much I can do in my lifetime, but it is important to make a contribution.

However, we are merely providing options, and it is up to the children to choose and realize what they choose. We would be happy if they could freely imagine Japan's future, rather than being guided by the ideals of adults. We hope that as many children as possible will spread their wings and fly out into the world and encounter scenery they have never seen before.

A press conference announcing the opening of "NLCS Kobe" held in July.

*At the press conference, a talk session was held between Kohachi and Hiroshi Suzuki, professor at the University of Tokyo and specially appointed professor at Keio University. Please take a look.

In the future, this note will provide  further information such as the educational philosophy and values ​​of "NLCS Kobe", various events, and behind-the-scenes information on the construction of the school building that will open in 2028. Please look forward to it!

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