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寝すぎた日

寝坊した
いつもより2時間も遅い電車
間に合わない一限のことを頭の隅において、緩やかに低下していく自己肯定感の泥に沈んでいく

ぱちぱち弾けるアイドルソングを聴きながら考えた 私の髪がロングだったら良いのに 毛束の少ないハーフツインを揺らして、フリルの服を着て、街を歩く

私のハーフツインは短くて、シャギーカットの影響で毛先が外に跳ねていた これはこれで良いかと思ったが、やはり理想と違った

自分が、これ以上最低にならないためにかわいくなる 今日は友達が買ってくれたサンリオコラボのぬいぐるみキーホルダーを貰う日 今日からあれが、私の味方

現状の人生にくだらなさを感じる 先に進む人達に嫉妬して、かといって何かをする訳でもない
外に出かけようにもお金が足りない バイトをしていないから バイトがどうしても続かないから この事について自己卑下するのは、もう無意味なので辞めた
全ては私が体力がないこと、すなわち、ずっと私の中心を蝕んで離れない橋本病と躁鬱のせいなのだ

病気のせいにするのは違うよねー、と誰かが言う 私はそうだね、と苦笑い
そんな日も、流れる景色の、川のせせらぎは変わらなくて泣きそうになる
あの日、あの川を描いてから私の人生は決まってしまったのかもしれない

忘れたいことが多すぎる 1人で閉じこもりたいが気が狂いそうになる 他者を傷つけたくない
他者に傷つけられたくない
これ以上最低になりたくない

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