鬱について

1日何もしてない、夜眠れないが合わさるととんでもない鬱がやってくる
鬱はじわじわ私を襲ってくる
いきなりどーんと現れるのではなく予兆があるのだ
黒くしめったもやが足先から伸びてきて、私の心臓を鷲掴みにしてしまう
すると私はもうダメになってしまう
すごく寂しくて苦しいのに気持ちの吐き出す場所は見当たらないし、呻きながら長い夜を過ごすしかなくなる
睡眠薬を飲むために起き上がるのも面倒でどうしようもない、情けない気持ちに苛まれる
誰かに無性に話をしたくなるが大抵上手く話せない 話そうとすると先程までの鬱の100分の1も伝えられない この薄暗い気持ちを私はどうすれば良いのだろう

そういえば鬱の波が来る直前、私は沢山おしゃべりをする 自分の未来だとか今考えている事だとか作品について、余すことなく喋ってしまう
それは1種の躁状態みたいなもので、きっと本心ではものすごく不安なのだろう
この文字を打つ行為も同じだ

きっと余計なことなんか考えず寝れば良いだけなのだ なのにそれがずっとできなくて困っている 虚しい 自分があほらしくなってくる そして私はまた朝起きられず、憂鬱な気分で、カーテンの隙間から漏れる昼の時間に追い詰められるのだ

鬱なんてクソ喰らえだ 本当に
だからといって元気で快活な自分も気持ち悪いな、と思う 面倒くさい人間だ
こんな面倒くさい人間と付き合ってくれている人は大事にしなくては、と思う
でもそんな気持ちも鬱の時には心のどこかに追いやられてしまって、忘れてしまう そういう人たちがいる事を

泣きたくなるような日々だが、本当はそんなことないことも知ってる 日々が案外普通であることをわかってる
それでもわたしの敏感なネガティブセンサーは日々のちょっとした嫌なことを摘んで私の前にぶら下げてくる 私はそれを泣きながら食べる 旬じゃない時のさくらんぼみたいな、酸っぱい味がする

本当に今日こそ寝たい 昨日寝たのも三時過ぎだった 日中起きていたのは数時間だった 悲しいな


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