Web3系のコミュニティと成長戦略
こんにちは。
山あり谷ありナカタニエイトです!
さて今回は『Web3』について、です。
「Web3」とは何かと言うと、「ブロックチェーン技術を基盤として分散型インターネット環境」のことを指します。「分散型」つまり「中央集権型」ではないインターネット環境のことです。
現状のWeb(Web2.0)では、一部の特定の企業(GAFAMなど)が大きな影響力を持っています。
「GAFAM」とは「Google・Amazon・Facebook(現Meta Platforms, Inc)・Apple・Microsoft」の頭文字を取ったものであり、こんにちの社会を構成する上で、なくてはならない企業群です。
これらの会社が提供するプラットフォームは、消費者に利便性を提供するものの、一方でプラットフォームのルールを我々に課すことがあり、搾取的であると疑念の声も生まれています。
この「Web2.0」に対抗する概念として生まれたのが「Web3」という「分散型インターネット」となります。
なお、「Web3」は、イーサリアム創設者の一人であるキャビン・ウッド氏が2014年に提唱した概念です。
ちなみに、「イーサリアム」とは何かも記載しておきます。
端的に言えば、ブロックチェーンのプラットフォームもしくはプロジェクトの総称です。このプラットフォーム内で使用される「暗号資産(仮想通貨)」を「イーサ(英: Ether、単位: ETH )」と言います。
なお、日本では、プラットフォームとしての「イーサリアム」と通貨の「イーサ」をどちらも「イーサリアム」と表すことが多いので、ちょっと混乱しちゃいます。
ちなみについでの余談ですが、「Web3」や「Web3.0」という言葉が新興系のIT企業を中心に流行っていた時期があります。似た言葉なのですが、その概念は実は全く異なる概念です。
この辺りは以下の記事などをご参照ください。
さて、そんな『Web3』について、気になるニュースが届きました。
要は、「ブロックチェーン技術を活用したコミュニティ形成が成長中」という話です。
以前より、web3以後の新しいコミュニティとして「DAO(Decentralized Autonomous Organization・分散型自立組織)」が注目を浴びています。DAOとは「特定の管理者が存在せずとも、参加者の意思でプロジェクトの方向性を決定できる組織」と言われています。
従来のコミュニティは「運営者と参加者」が線引きされていましたが、DAOでは「参加者も運営に参加できる権利」が付与される点が革新的であると言われています。
例えば、ブロックチェーンを活用すると先の記事の中にあった以下のような取り組みが可能となるのです。
「でも、これって今までのコミュニティと何が違うの?」と思われた方もいるのではないでしょうか。
今までとの違いは大きく言えば、ブロックチェーンを活用するため、自社でユーザー管理システムの運用をする必要がなくなるのです。
ところで先程から名称の出ている「ブロックチェーン」とは何でしょう?
簡単に言うと、「ブロックチェーンとは情報を記録・管理するための技術」を指します。
ブロックチェーンには特定の管理者がおらず、台帳の内容を、暗号資産を取り扱う参加者全員が共有し、保存・管理します。つまり、ブロックチェーンとは、「分散型台帳」であり、誰が・いつ・どのような情報を台帳に書き込んだのかを共有し、偽造できないような形で保存・管理する技術になります。
というわけで、記事に戻ると「ブロックチェーンを活用することでコミュニティ運営がより効率化されている」という話だよ、ということでした。
しかし、僕はさらに思うところがあります。
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