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駅で100円を届けた話
ここは地方駅の券売機。用事を終え、帰路の切符を券売機で購入する。
そのとき、ふと目を横に向けると、そこに100円があった。
500円でも1000円でもなく100円だ。
この場合、取りえる選択肢は何か。
ぱっと考えたのは以下の3つ。
A:すぐそこの駅員さんに届ける
B:見て見ぬふりをする
C:そっと財布にしまう
そこで僕はAを選択した。
駅員さんはやや驚きつつも、あたたかく預かってくれた。
その100円がどうなるのかは僕にもわからない。
しかし、結果としてただ100円を預けただけではあるが、
どこかほっとする、満たされた、そんな気分になった。
まるで500円のコーヒーを飲んだ時と同じような。
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